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科書検定意見を撤回せよ! 県民大会に11万人が結集

八重山毎日新聞  (2007-09-30 09:57:54)

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連想キーワード: 県立読谷高校 津嘉山拡大 手りゅう弾 首相官邸 渡嘉敷島

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知事「集団自決に軍関与」
体験者も抗議の声

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 高校日本史の教科書検定意見で沖縄戦の集団自決に日本軍の強制があったとする記述が削除された問題で、検定意見の撤回を求める県民大会が29日、宜野湾市の海浜公園で開かれた。会場周辺も含め、約11万人(主催者発表)が参加した。仲井真弘多知事は「軍の関与は隠せない事実」と強調。高校生や沖縄戦の生存者も壇上で抗議の声を上げた。

 県内の集会では、1995年の米兵による少女暴行事件に抗議した大会を上回る規模。3月に検定意見の内容が明らかになった後、見直しを迫る機運が高まっていた。
 仲井真知事は「日本軍の関与は、当時の教育を含む時代背景や手りゅう弾が配られるなどの証言から覆い隠すことのできない事実だ」と指摘。「検定意見に強く抗議し、意見が速やかに撤回され記述の復活を強く要求する」と述べた。
 県立読谷高校3年の津嘉山拡大さん(18)と照屋奈津美さん(18)も登壇。「うそを真実と言わないでください。あの醜い戦争を美化しないでほしい」とメッセージを朗読した。
 渡嘉敷島に住む吉川嘉勝さん(68)は6歳当時の同島での体験を語り、「軍の関与がなければあのような惨事は起きなかった」と訴えた。
 最後に「集団自決が日本軍の関与なしに起こり得なかったことは紛れもない事実」として、検定意見撤回と記述回復を求めた決議を採択した。
 県議や主催団体の代表は10月中旬、首相官邸や文部科学省などを訪れ、大会決議を手渡して記述の回復などを訴える予定。

【集団自決の教科書検定意見問題】
 来春から使われる高校日本史の教科書検定で、沖縄戦の集団自決に関する記述に初めて意見が付き、日本軍が集団自決を強制したとの記述が削除された。この検定に対する不満が県内で一気に広まり、県議会が6月と7月の2回、検定意見の撤回と記述回復を求める意見書を採択した。県内41の全市町村議会も同趣旨の意見書を採択した。
 県議団などは文部科学省を訪れ、意見の撤回と記述の復活を要請した。しかし、同省は日本軍の集団自決への関与の有無に賛否両論があることや、元日本兵らと出版社などが係争中であることを理由に検定意見通りに改訂する姿勢を崩していない。同様の意見書は、高知市など県外の議会でも採択された。

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コメント

yoshinoya 2007-10-02 07:14:19

教科書検定にかかわって「削除」させた「有識者? 」は政治的ですなぁ。
「してやったり。」(ニンマリ)だったんでしょうねえ。
で、沖縄県民を愚弄していた・・・。
しかし、沖縄県民のココロがそれを許しませんでした。
集会に集まられた方、あるいはお気持ちを沿わされた方々に
ココロより感謝申し上げます。

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