2007年10月6日 19時55分更新
交通事故や犯罪で犠牲になった人たちの写真などを展示する「生命のメッセージ展」が6日、福岡県前原市で始まりました。
「生命のメッセージ展」は、いのちの大切さを訴えようと交通事故などで家族を亡くした人たちが中心となって6年前から全国で開いているものです。
今回は前原市の前原小学校で行われ交通事故や犯罪の犠牲になった127人の写真が遺族からのメッセージなどとともに展示されています。
会場には、交通事故の犠牲になったおさない子どもたちがカメラに無邪気な笑顔を見せている写真や子どもを失った親たちが加害者への怒りや悲痛な思いを書き込んだメッセージなどが並び、1人1人の犠牲者の姿を通していのちの大切さを訴えています。
会場では訪れた人たちが、寄せられたメッセージにじっくりと見入り、目に涙を浮かべる人の姿もみられました。
唐津市から来た44歳の女性は「交通事故の犠牲になる人が多いことを改めて痛感しました。
飲酒運転など危険な運転は絶対にやめてほしい」と話していました。「生命のメッセージ展」は、8日まで前原市の前原小学校で開かれています。