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財源不足、09年度399億円

2007年10月06日

 現状のまま、県が財政的な手だてをとらない場合、県の「貯金」にあたる財政調整基金など4基金が09年度に赤字となり、県は財政再建(再生)団体に転落する――県は、そんな試算を出している。

 県によると、歳入から歳出を差し引いた財源不足額は、05年度に89億円、06年度に159億円となった。今後も、普通交付税の減額を見込んだ試算では08年度に279億円、09年度に399億円に達する見込みだ。

 県は、財源不足を補うため、基金の取り崩しで対応してきたが底をつき、09年度には初めて252億円の赤字となる。青森県の財政規模では、この赤字が180億円を超えると、財政再建(再生)団体に転落する。

 これを回避するために、県は08年末までに「新財政改革プラン」をとりまとめ、「あらゆる経費を、聖域なく削減する」(財政課)ことを目指すという。

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