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PRIDE消滅で吉田らの去就は?

 PRIDEが事実上消滅した。4日、運営会社のPRIDE FCワールドワイド(PWW)で会議が行われ、米国から電話で参加したジェイミー・ポラック社長が社員全員に突如として11月4日付での解雇を言い渡した。社員20人は事務所からの退去を命じられた。米ズッファ社に経営権を譲渡して再開を目指していたPRIDEは、10月11日の節目の10周年を迎える直前、突然の解体劇でその活動に終止符を打つことになった。

 吉田、五味、どこへ行く…。事実上のPRIDE消滅を受け、去就が注目されている日本の2大エースはこの日、戸惑いを隠せなかった。

 02年11月の東京ドーム大会でPRIDEデビューし、ミドル級戦線でシウバらと激闘を繰り広げてきた柔道王・吉田秀彦(38)は所属するジェイロックを通じて事実を知り、「突然のことで驚いている。再開を待ち望んでいたのでただ、ただ残念です」とコメント。活動停止後も再開を信じて、PRIDEのリングにこだわってきた吉田陣営だが、9月9日に都内で行った柔道教室後、年内再開が不可能ならば、K-1系の「HERO’S」かUFCへの移籍を示唆。今後について関係者は「未定ですが、早急に対策を考えたい」と話し、進路が注目される。

 一方、PRIDEライト級王者・五味隆典(29)の所属ジムはこの日、休館。本人は姿を現さなかったが、関係者は「そのこと(PRIDE消滅)についてはコメントできない」と代弁した。五味は9月18日にHERO’Sミドル級王者のカルバンから対戦要求されており、浮上している大みそか「Dynamite!!」参戦などを含め、新天地に移籍する可能性が膨らんできた。

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