「新しい歴史教科書つくる会」が文科省に申し入れ
沖縄戦の集団自決をめぐる教科書検定の問題で、「新しい歴史教科書をつくる会」が文部科学省を訪れ、検定意見を撤回しないよう求めました。
新しい歴史教科書をつくる会・藤岡信勝会長:「政治的圧力に屈したとしか言いようがない。済んだ検定をひっくり返す理由はない」
「つくる会」は、渡海大臣が教科書会社から訂正の要請を受けて、再び検定審議会を開く可能性を示唆したことなどについて、強い不快感を示しました。さらに、「集団自決には旧日本軍の命令などないのが史実だ」と述べたほか、過去最高の11万人が集まった沖縄県の抗議集会についても、「実数は約2万人だ」と主張するなど、「政治的なキャンペーンに政府や文科省が動かされてはいけない」と訴えました。