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チーム森田の“天気で斬る！”

一言メッセージ：森田正光はじめ人気お天気キャスターによるチームブログ。

猛暑・残暑

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暑さと熱帯低気圧の密接な関係！

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今日から１０月！と言えば、衣替えの季節ですよね。

東日本から北日本にかけては、夏と秋を分ける前線が週末に南下した為に、
一足早く、一気に秋の空気に入れ替わりました。

また、今回は涼しい空気が西日本にまで南下した為に、
熊本で続いていた連続真夏日記録が、昨日５８日目にしてようやく途切れました。
（９月も最後の最後になって、ようやく真夏日から開放された事になります。）

しかし、今年の９月は西日本で異常とも言える高温に見舞われ、
過去の記録を平均で０．５℃～１℃程度も更新し、
ダントツで過去一番暑い９月！という所が多くなっています。
http://www.jma.go.jp/jma/press/0710/01b/tenko0709.html

さて、今後どうなるのか？

実は今日、熊本で真夏日が復活し、
今後一週間、連日で真夏日が続く予想となっているのです。

もしそうなれば、１０月としてはまた異例の暑さと言うことになるでしょう。

●原因を探ると・・・

雲の様子をご覧頂くと、
赤い丸の部分が現在太平洋高気圧の勢力下にある所で、
今後もこの時期にしては異例の強さで、勢力を保ち続ける予想です。

そしてこの高気圧を強める働きをしているのが、
南シナ海にある超大型の台風１４号とフィリピンの東にある熱帯低気圧。

これら熱帯域の対流活動が非常に活発で、
おそらく、その下降流が東シナ海方面にある高気圧を強めていると推察出来ます。

・・・
フィリピンの東海上の熱帯低気圧は急速に発達しており（明日までに台風となる予想）、
日本のすぐ南海上が真夏のような気圧配置になっていますので、
将来的な進路に要注意と言えそうです。

（上図ひまわりは気象庁HPより、着色部は加工、杉江勇次）

コメント（7）

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まもなくまた台風が発生しそうですね。１５号が。そして更にまた熱帯低気圧が発生しそうなとこがフィリピンの東海上。これも発生した
場合、発達する予報が出てて、また台風になる。１６号。

2007/10/1(月) 午後 5:00 [ 中道 ]

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このブログでは、あまり触れていなかったと思うけど、今年のモンゴルは異常高温だったみたいだね。あわてて母国に逃げ帰った朝昇龍も冷や汗をかきながらどこか暑そうだった。今年の猛暑は、モンゴルを含め、東シベリア付近に寒気ができにくかったことも一因するのではないのかなぁ！気象に詳しい人誰か教えて！

2007/10/2(火) 午前 0:31 [ yopparai_no_yo ]

台風になったら、日本にくるの？今週末は各地でいっぱいお祭りとかがあるから、台風には来てほしくないです。

2007/10/2(火) 午前 5:57

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あくまで推測ですが、インド洋で発生したダイポールモード現象が関わっていたかもしれません。
これによりインド洋では活発な対流活動が起き、北にあるチベット高気圧の勢力を強めたのかも。
それにより、その高気圧の勢力下だったモンゴルで異常高温になったと。ちなみに、今年は
このチベット高気圧が日本を広く覆ったため、太平洋高気圧との相乗効果で異常高温となったようです。

2007/10/2(火) 午前 8:35 [ sika0246 ]

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単純に日本周辺の気圧配置を説明すれば、チベット高気圧だ、熱帯対流活動だ、で説明できます。しかしながら近年の異常高温の多発は統計的に有意に人為温暖化を示しており、世界規模で起こっている現象です。ベースとなる平均気温そのものが上昇していますから、ちょっとの高温側の刺激で猛烈な暑さが持続しやすくなっていることは確実だろう。北極の氷がかつて無いほど解けたことによる、高緯度極域の寒気不足が亜熱帯高気圧を北側にシフトさせ、異常な高温を日本にもたらしたことは容易に推測できる。1990年以前までの100年間に1回しか観測されなかった異常高温が、1990年代以降の17年で、既に4回も高温記録を更新している。極域の寒気が消滅したことによって、南側の高温領域が北にシフトせざるを得ない状況になった。地球温暖化は近年進行速度を増してきている。