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【ANY会見(4)】「日経が発表文の上になっている理由は…」 (2/3ページ)
−−ネットを活用して紙を断固維持するという点には合点がいかない。ネットを強化して、どうして紙の維持につながるのか
杉田「ネットと新聞。ネットに新聞が負けるのではないか。ネットと新聞を対比させて、世界中が新聞斜陽論をうっている。しかしネットの中のニュースは、明らかに新聞記者が書いたニュースが圧倒的な位置を占めている。私どもとしては、ネットの中におけるわれわれの役割が、大きいことを知ってもらいたい。新サイトのニュースで終わるのでなく、それぞれの新聞社のニュースがどういうものか、大本の記事も見てもらえるのではないか。速報性など、信頼や期待を高めていく。私はこれを、ペーパーウィズITと呼んでおり、これを進める。私どもの会社の中でも、新聞の編集、広告販売、ITを使いなさいと。ITの活用と新聞を伸ばすことは矛盾しない。3社のペーパーウィズITをやっていこうと。3社でしかできない部分をやっていく」
内山「3社が流しているニュースによって、ネットを通じた購読申し込みが万単位である。だから、基本は無料だが、全部ニュースを流してしまうのではなく、詳しいことは朝日、日経、読売ををご購読ください、とつなげていく作戦をとろうと、いま具体案を作っている」