今夏、衛星観測開始以来の最小記録を更新し続けている北極海の海氷面積が、今月24日に425・5万平方キロ・メートルを記録し、その後減少がストップしたことが、宇宙航空研究開発機構の衛星画像で明らかになった。
宇宙機構によると、氷は、7月上旬から急速に減少し始め、8月15日に観測史上最小を更新、9月24日まで減少を続けていた。24日の記録は過去最小記録(2005年9月22日)の531・5万平方キロ・メートルより、日本列島の約3個分も小さく、シベリア、アラスカ沖での消失面積が大きい。
海氷面積が24日以降、回復傾向にあるのは、太陽が一日中沈まない白夜の季節が終わりを迎えるためと見られる。
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