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暑かった9月、平均気温史上最高になりそう…九州・山口

 九州・山口の各地で、9月の平均気温が観測史上最高になりそうだ。気象庁は、30年に1回程度発生する現象を「異常気象」と定義しており、9月は「異常高温」だったことになる。9月の平均気温(28日現在)は、鹿児島市28・1度、熊本市27・6度、長崎市27・4度、福岡市27・3度、佐賀市27・1度、大分市26・8度、宮崎市26・5度、山口市26・3度。過去の最高記録を1・3〜0・2度上回っている。

 9月は特に中旬ごろ、各地で厳しい暑さに見舞われ、最高気温35度以上の「猛暑日」や同30度以上の「真夏日」になったところが多かった。フィリピン上空で大気の対流が活発になり、上昇気流が発生。下降気流となって日本へ流れ込み、太平洋高気圧の勢力をさらに強め、真夏と同じ形になったためだ。

 今春からのラニーニャ現象では、ペルー沖の赤道付近で海面水温が低下、太平洋西部のインドネシア周辺では水温が高くなっており、これが異常高温の原因の一つとみられている。

 気象庁気象研究所気候研究部の尾瀬智昭・第2研究室長は「地球温暖化の進行を予測する上でも、データを積み重ねていくことが重要だ」と話している。

 福岡管区気象台などの向こう1か月の予報によると、朝晩は過ごしやすくなるが、10月上旬までは最高気温が30度前後まで上がる日が続くという。



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