現在位置:asahi.com>国際>アジア> 記事

ミャンマー軍政、集落を破壊 衛星写真で米団体が特定

2007年09月30日14時16分

 サイエンス誌を発行する全米科学振興協会(AAAS)は28日、ミャンマー(ビルマ)東部を撮影した人工衛星写真から、軍事政権による人権侵害の現場が特定された、と発表した。

写真

ミャンマー東部のある集落の衛星写真。上(04年5月撮影)で右下に写っていた家屋が下(07年2月撮影)では消えているように見える。ここでは06年12月に軍政による破壊活動があったとされる=AAAS提供

 AAASは、東部カレン州を中心に06年半ばから07年初めに起きたとされる約70件の人権侵害情報を検討。衛星写真と照合して31カ所の現場を特定した。

 そのうち25カ所では、過去の写真との比較などから、軍政が森林を焼き払って集落を破壊したり、少数民族を強制移住させて駐屯地を設営したりした証拠が見つかった、としている。

この記事の関連情報をアサヒ・コム内から検索する

PR情報

このページのトップに戻る