「千円のハムスターに治療費をかけるのも・・」という飼い主
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ハムスターを飼っている家庭では、
子どもにせがまれて飼い始めるというところが多いようです。 そして、動物病院にハムスターを連れてくるときも、 子どもが心配するから仕方なしに、という場合も、 しばしばあるようです。
もちろん、親御さんもハムスターの事を心配して、
「何とか治療してあげてください」 と頼んでくる方の方が多いです。
でも、たまに、別に自分たちはそれほど関心がないんだけど、
子どもたちがせがむから、やむなく連れてくる、 という場合もあります。
治療を積極的にして欲しいとは思っていないんだけど、
病気になっているハムスターを放置しておいて、 子どもが心配するのをほったらかしにするのも 気まずいので、仕方なしに連れてくる、と言う場合もあるようです。
そんなとき、値段を気にする方からぼそっと聞かれるのが、
「買った値段より、治療費の方が高いじゃないか・・」 といった類いの言葉です。
たしかにハムスターなら、
ペットショップに行けば、安いものならだいたい千円以内で売っています。 それを動物病院に連れて行けば、 初診料だけで、千円は超えてしまいます。
腫瘍などが見つかって、手術をするという事になると、
一万円以上はどうしてもかかってしまいます。
ただ、値段がいくらであったかはさておき、
家族として飼っているのであれば、 「何かあったら、新しいハムスターを飼えば良い」 というものではありません。
子どもさんが飼っている家庭では特に、病気になったら、
それをしっかり治療してあげる、 ということも情操教育の大切な部分になると思うのですが、 手術が必要になって、費用はこれくらいです、 と説明すると、 「じゃ、ちょっと考えてみます。」 と、心配そうな子どもさんをさておいて、 ハムスターを連れて帰ってしまう事もあるのが何とも言えないところです。
「病気なのに、治療してあげなかった」
と子どもさんが感じてしまったとしたら、 子どもさんの心にどういう影響があるのか、心配になる事もあります。 親御さんが将来年を取って、介護が必要になったとき、 もしかしたら子どもさんは、昔、 両親がハムスターを治療してあげなかった事を思い出すかもしれません。
結局、治療をするかしないかは、
飼い主さんに選んでしまうしかないところなのですが、 後で心残りのないように、最善の選択をして欲しいと願うところです。
※動物と飼い主さんの設定と描写には、修正を加えています。
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以前、セキセイインコを飼っていました。 僕の場合は逆に、「治療費の法が、高くつきますよ？」 って言われました。 結局、治療しましたが‥。 先生のような、お医者さんばかりだといいんですけど‥。
2007/4/18(水) 午前 0:11
私もハムスターを飼っている者です。この記事は考えるべきところがいろいろあると思います。子供はそういう親の背中を見てどう感じるんでしょうかね。お金よりももっと大事なものを失うような気がしますね。いろんな考え方なり事情があるかと思いますが私的にはありえないですね。
2007/4/18(水) 午前 0:32 [ gongong11 ]
責任がないなら飼わないで欲しいですね。私の所もハムスターを見れくれる病院がなくてハムスターを何度も1時間かけて通ってました。注射を打った次の日にハムが亡くなった時子供が叫ぶように泣いていたのを見て死を理解してくれた事が凄く嬉しかったです。ハムスターのつぶらな瞳には癒されますね♪
2007/4/18(水) 午前 0:47
すごく共感しました。なんでも使い捨ての世の中になっているからこそ、子供達に『命は使い捨てられないんだよ』ということを教え示すことはとても重要だと感じます。私がいた病院では、毎月必ず２匹のハムちゃん達を健康診断に連れて来る親子連れの方がいらっしゃいましたが、正直それを当たり前の事ととらえて実行できる飼い主さんはまだまだ少数ですよね。。子供にはお金の価値を教えるのも大切ですが、本物の命を育てることには大きな責任を伴うんだよ、ということを幼いうちから教えるのも、それ以上に大切なことだと思いました。
2007/4/18(水) 午前 1:02
人の命もハムスターの命も同じ重さなのに、と思うとやり切れませんね。 安い値段で買った動物は、玩具を買ったのと同じような錯覚に陥ることもあるのかもしれませんが、そういう方は命を預かるべきではないと思います。 安くても高くても、同じ命です。
2007/4/18(水) 午前 1:26 [ pyuntocoo ]
昔、夏場にハムスターを毎週のように病院に連れて行ってた頃、待合室で犬連れのおじさんが籠を覗き込んで「ネズミも病院に連れてくるんだなー。新しいの買った方が安いんじゃない？」って言いました。 親や親戚も「ハムスターに医療費かけてばかばかしい」と笑ってました。 そういう世代だったのかもしれませんが悲しいですね。
2007/4/18(水) 午前 3:01 [ quokka1968 ]
ペットショップの値段は、「命」の値段ではないですよね・・・。
2007/4/18(水) 午前 7:26
愛情を持って接すると言う事は値段の大小で決められる事ではないですよ。 子供にとって、そのハムスターは家族なのですから。 でも親にとってはネズミでしか無かったのでしょうか？ きっと親も子供の頃に動物に愛情を持って接するという事が無かったのでしょう。
2007/4/18(水) 午前 7:55 [ exif_exif ]
子どものころから犬や猫が家にいるのが当たり前の生活をしてきましたが、ハムスターに出会ってから、それまでの動物たちとのつきあいとは比較にならないくらい、のめりこんでいます。小さいけれど、すごく存在感のある生き物です。身体が小さくて値段が安いからといって、犬や猫より劣る存在だと思われるのは、悲しいです。何でもお金に換算して判断するような価値観を子どもに植え付けてしまう親御さんが多いということは、将来そういう人間が増えてしまうということで、憂慮すべきことですね…。
2007/4/18(水) 午前 8:02 [ your8686 ]
子供のお金と命の大切さを解らせたいのなら、自分のお小遣いで治療費を出させたらいいですね。命に値段はないですから、自分で治療費払えなでペットが死んでいくのを見せるも教育です。命は尊いですが、平等ではありません。ペットのゴキブリ、ご存知ですか？それを飼ってる彼らには台所のゴキブリを平気で殺す我々はどう映っているのでしょうね。かわいいですが、ねずみと猫と人間の命は平等ではないと思います。
2007/4/18(水) 午前 8:44
うちの犬は保健所からもらってきたのでお金はかかっていません。ですが、来てすぐ健康診断してもらってそれで虫がいて治療してもらって予防接種してと生き物が生活していくためにかかるお金は惜しまず出していますが、色んな考え方の方がいらっしゃるんですね。。。。。その方は猫や犬ならお金を出すのでしょうか？それは違うと私は思います。生きてるものをお世話している以上、最後までしっかり見てあげてほしいと思います。
2007/4/18(水) 午前 11:42
おもちゃを買ってあげる感覚でハムスターを飼われているのでしょうか？命あるものは、必ずいつかは病気になったりするのは当たり前で、費用がかかるのは目に見えていますよね。そういう人には、動物を飼ってほしくないですね。
2007/4/18(水) 午後 0:38
誰しもがペットに最大のお金をかけられるわけではないので、治療の選択は飼い主さんに委ねますが、病気について理解し、最後まで看取る…ということが大事なのではないでしょうか。天国に逝くその日まで好きなものをあげて、毎日だっこして…それでもいいのかもしれません。人間も平等には治療を受けられませんし。そして天国に逝った子の「代わり」ではなく、その子の弟や妹として新たな命を迎えた時に、飼育方法や食事などに反省点を反映してくれれば…と思います。
2007/4/18(水) 午後 2:43
生き物なんで病気にもなる食費もかかるし、予防もしないといけない思った以上にお金がかかります。それを理解していないと動物を飼う資格ないですよね？このハムスターがダメなら新しいハムスターってわけには。。。
2007/4/18(水) 午後 3:53
家族として生き物を迎える家庭が増えて欲しいです。親がそれじゃ、子供の動物に関する考え方がどう育つか、心配です。
2007/4/18(水) 午後 5:40
ただでもらった犬や猫は治療しないというのでしょうか？その家庭に来たいきさつはそれぞれでも家族の一員として病気になったら病院で診てもらうのが当然だと思います。人間って何様でしょう？
2007/4/18(水) 午後 7:53
そうなんですよね…。これ、こういう『世の中』にしてしまった『大人』の問題なんですよね…。あ、別の記事の件ですが、無断でリンクしてしまい申し訳ありませんでした。
2007/4/18(水) 午後 10:04
ほんと、難しい問題ですね・・・・子供の心を考えてあげると、治療する事も大事だし・・・でも、最後に親御さんが決める事だから・・・本当に難しい問題ですね・・・でも、一つの命だから、真剣に考えて欲しいですね。
2007/4/18(水) 午後 10:15
ハムスターは、寿命も2~3年と短い動物です。それを、「すぐ死んじゃうんだから」と感じるか、それとも「生きている間はできる事をしてあげたい」と感じるかの違いだと思います。
2007/4/19(木) 午前 0:19
「命は金ではない」とはよく聞く言葉ですが、獣医師をしていると、治療をするかしないかが、お金で決定される事がちょこちょこあるのが、何とも言えないところです。「治療をすれば助けられるのに・・」と思ったときは、何とも言えない気分になる事もあります。
2007/4/19(木) 午前 0:22
ペットの存在を、どうとらえているかというのも、獣医師サイドから見ると、そういう場面で感じてしまう部分です。家族として飼っているのか、アクセサリー、もしくはおもちゃとして飼っているのか・・、簡単に買えるというのも問題なのかもしれませんが・・。
2007/4/19(木) 午前 0:24
子どもさんにとっては、こういう、小さな経験というのの積み重ねが、心の発達に大きな影響を及ぼして行くのだと思います。親御さんには、そういう影響のことも、心にとどめておいて欲しいと思います。
2007/4/19(木) 午前 0:26
奥が深いとても考えさせられる記事ですね。↑【こういう、小さな経験というのの積み重ねが、心の発達に大きな影響を及ぼして行くのだと思います。】同感です。なにかあった時に十分対応出来る貯えがないのなら飼う資格はないと思います。
2007/4/19(木) 午前 2:02 [ xxxprincessmilkxxx ]
以前うちのコがリンパ腫になった時それこそ購入した時の何倍もの治療費がかかりました。勿論私にとってけして安い金額ではありませんが飼い主として苦しむコを治療しないなんて考えられません。
2007/4/19(木) 午前 2:06 [ xxxprincessmilkxxx ]
とっても考えさせられます。かわいがっている小さな命がこれから生きるか死ぬかは自分の手にかかっている、助けてあげられるのに親が1万円ちょっとのお金を惜しむためにその命を殺してしまうのか。。でも現実大人は安くて子供が欲しがるからと、物を買うように仕方なしに買ってあげて、もともと丈夫でない安くて小さなハムスター1匹にそこまでお金をかけたくない、ハムに対してなんの情もなくお金にでも困っていればなおさらなんでしょうが・・
2007/4/19(木) 午前 8:59
初めまして。私も以前ハムスターを飼っていました。手にオデキ（腫瘍？）が出来て病院の手術で取りましたが、その後あまり長生きはしませんでした。その時も治療費が実費一万円。動物の保険加入が最近になって当たり前になってきてはいますが、まだまだ小動物に掛ける、とまでは普及してないのが現状ですよね？動物病院をもっと身近に感じてなんでも相談してくれる人が増えるといいですね。
2007/4/19(木) 午前 9:19
上に命は平等では無いとおっしゃる方がいましたが私もそれは思います。私は病院勤務ですが、白い巨塔のように人の命もお金と力のある人間は「特診」と、たくさんの力が尽くされ命は助けられますが、そうでない一貧乏人は「手のほどこしようがありません。」の一言。お金のある家のペットは高い治療も受けられ、お金の無い家のペットはそれなりの治療、、ハムスタを助けない親の肩を持つつもりはありませんがペットが病気とわかってて何もしない人間がたくさんいるのが現実と思うところもあります。
2007/4/19(木) 午前 9:27
同じ尊い命に値段を付けて売られていること自体に疑問を感じていたのですが、↑「おかあま」さんが言われるように「命は尊いが平等ではない」というのも納得です。ペットをほどんど医者にかけない人もいるでしょうが、それでも野生で生きるよりは長生きだろうし、幸せな生涯であればそれもよいかも と思ったりします。ここでは先生のお話以外にも、色々な方のご意見が聞けて勉強になります。
2007/4/19(木) 午前 9:58
ハムスター一匹といえども家族で飼っている以上お金のことでその場を去るというその気持ちは小さなお子さんの不安を拡大してしまい親不信につながらないとも限りません。親御さんの気持ちに慣れない私です。
2007/4/19(木) 午後 1:32
我が家は５匹の猫が居ますが、全て元野良の保護猫です。 でも、猫が健康で暮らせる為には金は当然かかるし、惜しいとも思いません。 家族の会話で猫話題でもりあがったり、猫を中心に皆で遊んだり、気分が落ち込んでたりすると、癒してもらったりします。 動物を飼っている人の価値観の相違なのでしょうけど、お互いに貰い・与えるものがあるのだという事を認識して欲しいですね。
2007/4/19(木) 午後 4:51 [ ゆ〜 ]
それぞれの価値観と言えど、ハムスターも家族。まして自分の子供が守って貰う立場から弱気者を守るという術を学ぶ存在だし、何より大切な子供の親友の筈ですけれどね。 我家は今回、私の腹痛より駄犬の腎臓摘出等の手術10数万円を選びました。14歳、心臓も多少弱っていましたが、よく持ち堪え1カ月近くたった今、益々食欲旺盛です。 私の辛さ、悲しみ愚痴を全部吸い取ってくれる宝物。全然惜しくありません。
2007/4/19(木) 午後 5:28 [ yosya5 ]
そう言えば、先代の愛犬が旅立った時に、この世の末とばかりに泣き崩れる私に、お坊さんは「犬は所詮畜生なのだからそんなに人の想いを注ぎ込んではいけない。それにあの世は別の世界になるのだから」と。 でもね、昨年私が三途の川を渡ろうとしたら、旅立った愛犬は亡くなった両親と待っていたから同じ世界と確信しました。 だから、共存共栄！命は皆同じ・・間違いない！
2007/4/19(木) 午後 5:45 [ yosya5 ]
またしても僕の仕事とかぶらせて読んでしまいました。僕も『５万で買った車を１０万かけて直す馬鹿がどこにいる？！』とお客さんに怒鳴られたりすることもありました。しかし、僕とぽこ先生の決定的な違いは、僕は車という『機械』を扱い、ぽこ先生は動物と言う『生き物・命』を扱う事です。
2007/4/19(木) 午後 6:20
だから僕は、前述のようなお客さんの場合には『じゃあ、直さないでそのまま乗るか、どこか他を当たってください』と言えるし、その後の事なんてまったく気にもならないのですが、恐らくぽこ先生をはじめ、獣医さんの方々は、『治療費の方が高くつくならば、治療はしない』と言う考え方の飼い主さんに遭遇してしまいますと、帰ってしまった後もしばらくの間は気になってしまうのではないでしょうか…。そう考えると、獣医さんと言うのは、精神的にもかなり辛い職業なのだと思います。
2007/4/19(木) 午後 6:20
車でも、本当に愛着があれば、費用に関係なく、修理するのではないかと思います。「道具」として使っているのか、それ自体が「喜び」となっているのか、というのが大きいのではないでしょうか。
2007/4/19(木) 午後 11:20
治療さえしてあげれば助けられたのに・・、と思ってしまうと、とてもブルーになる事もあります。獣医師たるもの、病気の子が目の前にいれば、「治療してあげたい」と思ってしまいますから・・。
2007/4/19(木) 午後 11:23
病院には、「治療費いくらかかりますか？」といった問い合わせがかかって来ますが、ハムスターなどの小さな動物ほど、問い合わせが多い様な気がします。ハムスターなどなら、犬猫と比べると、治療費は高くない事が多いんですけれどね。
2007/4/19(木) 午後 11:26
私が飼い主なら直してあげたい気はやまやまだけど治療費100万円です、って言われたら実際ちょっと悩むかも・・皆さんも実際そうだと思いますし金額が1万円で悩むのか1億円で悩むのかはその人の経済状況次第ですが・・。でも獣医さんからするとお金より命が目の前にあって救える命を飼い主の経済的理由によって救う事ができないだなんて、私は小さい頃動物を助けてあげられれる獣医さんになりたかったけどそのような理由で助けられない事があるなんてつらいところがありますね・・
2007/4/20(金) 午前 9:53
治療費だけじゃなくて寿命の問題もありますよね。２歳近くになってくると 手術しての余命と寿命を考えると・・・って悩んだ事はあります。子ども達と話し合って手術はしませんでしたが、２歳４ヶ月で亡くなりました。手術したらどうだったんでしょうね。
2007/4/21(土) 午前 1:23
獣医師として診療をしていると、請求する治療費が、高いのか安いのか悩んでしまう事もあります。自分が飼い主だとして、その治療を請求されたときに妥当だと思うかどうかを考えて決めるようにしているのですが、人によって感じ方は違いますからね・・。
2007/4/24(火) 午前 0:11
そうですかあ、それで家の先生は費用がどれくらいかお聞きした時に、あんなに悩まれていたのかあ・・。準備をしておかないといけないからお聞きしたのですけれど、飼い主の方の中には色んな方いますものね。 今は大体の基準が設けられていますけど、地方によって違うのでしょうか？大学付属の動物病院では診療費が提示してありますけど。手を尽くしてくださって、先生のお人柄がわかっていると感謝しかないです。
2007/4/24(火) 午前 10:17 [ yosya5 ]