昨年12月に転職サイト「paiza」が無料公開したゲーム「もし次の常駐先が女子エンジニアばっかりだったら」が、Twitterで女性蔑視に当たるのではないかと批判を集めています。4月26日昼ごろ「paiza」がTwitterトレンドに入りしました。
ゲームは、ITエンジニアである主人公が女子エンジニアだらけの開発現場で指揮をとっていく育成シミュレーション。プログラミング問題を解くと新たな女子エンジニアが投入され、メンバーを増やして案件を成功させると彼女らを育成できるものです。
非難が集まっているのは、女子エンジニアがレベル最大になると水着姿に着替えさせられる仕様。ゲームの公式サイトや動画では「水着女子が楽しく開発できる環境をも作れちゃう!」「目指せ! 南国オフィスで水着ハーレム」と紹介文もあり、女子エンジニアの水着化を目標とするような内容になっていました。
Twitterでは「仕事に誇りを持ってやっている素晴らしい女性エンジニアが周りにたくさんいるので、こういうのは、ちょっと違うかなって思った、正直、悲しい」「『女子エンジニア』を育成して水着にするようなコンテンツがまかり通る業界に女子が増えにくいのは仕方ないよな」と、ゲームの女性エンジニアの扱いに苦言が寄せられています。
一部炎上しているこの状況についてpaizaの運営企業・ギノの担当者に問い合わせところ、「事象については把握しています。リリース時に同様の意見が多数寄せられていたのは事実です」と回答。今後の対応については「社内でも意見を交わしている段階で、何かすぐに対応することは決まっておりません」とのことでした。
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