みなさんこんにちは。
愛知在住旅行ライターのリュウジです。
今回は私も大好きな名古屋グルメひつまぶしです!
ひつまぶしを食べられるお店はいくつかありますが、今回はその中でも有名店として知られている『あつた蓬莱軒』『まるや本店』『ひつまぶし備長』の3店舗を食べ比べしてみました。
「名古屋 ひつまぶし」と検索すると、情報を切り貼りしたキュレーションサイトが多数上がってきますが、こちらの記事は実体験に基づいた記事ですので生の声をお届けできればと思います。
それではよろしくお願いいたします。
名古屋でひつまぶしと言えば『あつた蓬莱軒』
まずはじめに訪れたのが、名古屋でひつまぶしと言えば必ず名前が挙がる『あつた蓬莱軒』です。
明治6年創業の老舗で、店舗は熱田神宮近くの本店と栄にある松坂屋店があります。
松坂屋店のほうがアクセスは便利ですが、行列がすごく平日でも2時間くらいの待ちは平気であります。
松坂屋店に行きたい方は、10時の松坂屋開店とともに行くことをお勧めします。
本店は地下鉄伝馬町駅から徒歩7分ほどの住宅街にあり、名古屋駅からは電車と徒歩で30分、駐車場もあるので車でのアクセスも可能です。
私は待つのがあまり好きではないので、今回は本店に行くことにしました。
あつた蓬莱軒の本店に着くとまずはお店の前にある受付に行きます。
こんな感じで受付の方に名前と人数、タバコの有無を伝えると何時に来てくださいと言われるので、お店を離れても大丈夫です。
私は平日11時40分ごろに到着して、12時20分に来てくださいと言われたので40分の待ち時間。
有名店なので40分であれば許容範囲内ですし、行列に並ばなくてもいいのもうれしいですね。
皆さん近くの喫茶店で時間をつぶしたり、車の中で待機したりしていました。
受付時間になると店員さんがきびきびと店内に案内してくれます。
あつた蓬莱軒の本店は一軒家の建物で、日本庭園を眺めながら料理の到着を待ちます。
席についてから約10分、あつた蓬莱軒名物のひつまぶしが到着しました!
ひつまぶしは3,600円でお吸い物を肝吸いに変更しているのでプラス250円の合計3,850円です。
おひつにはうなぎがびっしりと詰まっていて、食欲をそそります。
我慢できないので、早速1杯目からいただきます。
まず1杯目はそのまま茶碗によそっていただきます。
あつた蓬莱軒のひつまぶしはタレの味よりもうなぎの味が強く、焼き加減も弱め。
ふわふわした食感とうなぎ本来の味が楽しめます。
もちろんいいうなぎを使っていますので、めちゃくちゃ美味いですよ!
そして2杯目は薬味を入れていただきます。
薬味はオーソドックスにネギとノリです。
これもうなぎの味を引き立ててくれて非常においしいです。
3杯目は出汁をかけていただくお茶漬け。
出汁の風味がうなぎの味をより引き立ててくれるので、また違った味が楽しめます。
こちらが250円のプラスでつけられる肝吸い。
うなぎの肝が2つと湯葉が入っており、肝の味もしっかりするのでコストパフォーマンスはめちゃくちゃ高いです。
うなぎの肝好きであれば、こちらはぜひ食べてもらいたいですね。
またあつた蓬莱軒のひつまぶしですが、おひつが大きくご飯がたくさん入っていたためボリュームは3店舗の中で1番あったように感じました。
全体としてはうなぎの味が強く楽しめたため、さすが老舗の有名店といった感じです。
あつた蓬莱軒の店舗情報
住所:愛知県名古屋市熱田区神戸町503
電話番号:052-671-8686
営業時間:11:30~14:00、16:30~20:30
定休日:水曜日、第2・4木曜日
アレンジの幅が広い『まるや本店』
続いては平成13年創業とまだ比較的新しいお店『まるや本店』です。
名古屋の天白区に本店があるのですが、日進市や中部国際空港にも店舗を構えるお店で、名古屋駅近くには名鉄百貨店と名古屋うまいもん通りの2店舗があります。
今回は名古屋駅直結の名鉄百貨店のお店に行ってきました。
到着したのは平日の11時ごろなのですが、店舗にはすでに長蛇の列ができており最後尾に並びます。
外でも店員さんが案内をしてくれており、待ち時間は1時間ほどとのこと。
椅子は30~40人分ほどあるので平日であれば座って待つことができました。
並んでいる間も店員さんからお茶のサービスがあったり、座って待てたりしたので待ち時間は比較的楽に過ごせます。
店員さんの案内どおり1時間ほど経ったら案内されます。
店内はおしゃれな雰囲気なので、家族連れやカップルのお客さんもたくさんいましたね。
こちらがまるや本店のひつまぶし。
上ひつまぶし3,065円と肝吸い変更プラス150円で合計3,215円です。
2,035円で食べられるミニひつまぶしというメニューもあるので、あまり食べられない方はミニひつまぶしもいいですね。
こちらもうなぎがびっしりです。
早速茶碗によそっていただきます。
まるや本店のうなぎはカリッとしていて、非常に香ばしいです。
うなぎも非常に分厚いので食べ応えがあり、いい味を出しています。
2杯目の薬味ですが、ネギとノリに加えて細く刻まれた大葉も用意されています。
個人的にはこの大葉がヒット!
大葉の風味とうなぎの風味が美味くマッチしていたので、2杯目のひつまぶしについてはまるや本店が1番おいしかったと思います。
写真が見にくくて申し訳ないのですが、テーブルにはたれと山椒が置いてあるので、自由に利用してアレンジをすることができます。
個人的には濃い味が好きなので、たれが置いてあるのはうれしかったです。
3杯目は出汁を入れてのお茶漬けです。
出汁は必要になったら店員さんが持ってきてくれるので、アツアツの出汁をかけて食べることができます。
こちらが肝吸い。
肝は1つだけでしたが、肝の味はしっかりしていたのでおいしかったですよ。
全体としては薬味に大葉があったり、たれや山椒といった調味料が自由に使えるということで、自分の好きな味にアレンジができるお店だったなと思います。
特に大葉とうなぎの相性が抜群だったのは新発見だったので、いろいろな味を楽しみたいというひとはまるや本店がおすすめです。
まるや本店の店舗情報
住所:愛知県名古屋市中村区名駅1-2-1 名鉄百貨店本店 9F
電話番号:052-585-7108
営業時間:11:00~23:00
定休日:不定休(名鉄百貨店の営業日に準ずる)
URL:こだわりのうなぎ、名古屋名物ひつまぶし | まるや本店
カリっとした食感がすばらしい『ひつまぶし備長』
最後はラシックや大名古屋ビルディングといった、新しい商業施設にも積極的に出店している『ひつまぶし備長』です。
東京、大阪、福岡にも店舗があるのですが、今回は名古屋駅新幹線口から歩いてすぐのエスカ店に訪れました。
11時の開店のタイミングで行ったのですが、待ち時間は10分ほど。
今回の中では待ち時間は最短で、待つための椅子は10脚ほど置いてあります。
さすがに休日はもっと待つでしょうが、あつた蓬莱軒の松坂屋店やまるや本店に比べたら大分マシでしょう。
こちらがひつまぶし備長のひつまぶしです。
ひつまぶしは3,348円に肝吸い変更162円だったので、合計3,510円。
3店舗の中では1番安かったですね。
早速1杯目をいただきます。
こちらもまるや本店と同様、非常にカリッとしていて香ばしいです。
おそらくひつまぶし備長のほうがカリカリ度合いが強いので、カリッとした食感が好きな方はおいしく感じるのではないでしょうか。
薬味はネギとノリです。
白ネギがあるのがほかの店舗との違いで、ネギの風味をより強く感じることができます。
3杯目のお茶漬けは、ほかの2店舗と比べると若干薄めの味付け。
ボリュームも若干少なめかなというのが印象です。
こちらが肝吸い。
肝が小さいのと、肝本来の味があまりしなかったのが残念。
ひつまぶし備長の店舗情報
住所:愛知県名古屋市中村区椿町6-9 エスカ地下街
電話番号:052-451-5557
営業時間:11:00~15:30、17:00~22:00
定休日:不定休
URL:ひつまぶし備長
個人的に好きなランキング
ここまで3店舗紹介してきましたが、個人的に好きなランキングを作るとすれば
1位:あつた蓬莱軒
2位:まるや本店
3位:ひつまぶし備長
ですかね。
あつた蓬莱軒はうなぎ本来の味が1番楽しめましたし、ボリュームもあったのが個人的には高評価。
まるや本店は大葉やたれでアレンジできるので、あつた蓬莱軒と悩みましたが2位。
ひつまぶし備長ももちろんおいしかったですが、ほかの2店舗に比べると少し落ちるかなといった印象です。
以上名古屋の有名ひつまぶし店3軒を食べ比べてみたでした。
今回訪れたお店以外にも名古屋各所に店舗を構える『しら河』やボリュームたっぷりで行列のできる『イチビキ』など名古屋にはうなぎのおいしいお店がたくさんあります。
名古屋のひつまぶしは3,000円から4,000円が相場と高級ですが、それに見合うだけのおいしさは十分にありますので、名古屋に来た際にはぜひ食べてみてください。