石山英明
2017年4月5日05時02分
米カリフォルニア州が計画するサンフランシスコ―アナハイムの高速鉄道をめぐり、JR東日本は、運行業者の入札に参加しない方針を決めた。川崎重工業などが信号などの運行システムを受注できるよう支援する戦略に集中する。
同州は、一部区間を2025年に先行開業する計画をたて、運行業者などを入札で募集していた。JR側は、現行計画の採算性を疑問視したとみられる。
ただ、同州が実施する見通しの運行システムの入札では、川崎重工や三菱重工業などの企業連合を支援し、受注をめざす。この企業連合は車両の製造にも関心を示している。
米国では、テキサス州でも民間企業が高速鉄道をつくる計画を進めており、JR東海が支援している。ほかに東海岸のワシントンDCとボルティモアをリニアで結ぶ構想があり、日米両政府が実現可能性を調べている。(石山英明)
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朝日新聞国際報道部