4月が始まり、新しいアニメの放映が段々と始まりますね。
録画予約をし損ねないように、毎日テレビ番とにらめっこしているもっちぃです(*´艸`*)
地上波は、そんなにないから忘れそうw
さてさて。
春アニメがそろそろ始まるということで
今更ながら「 夏目友人帳 伍 」の紹介と感想を書いておこうと思います。
六期が始まりますからね。
始まる前に、見返さないとw
夏目友人帳は、一期の頃から大好きで何度も見てしまう作品です。
六期ということで、これから一期から見始めるというのは大変かもしれない作品ですが…
それでも、ぜひたくさんの方に見て頂きたい作品の一つですね。
「 夏目友人帳 伍 」とは?
あらすじ
小さい頃から妖怪を見ることができた少年・夏目貴志。
祖母レイコが遺した遺産「友人帳」を継いで以来、
彼は自称用心棒・ニャンコ先生と共に、そこに名を縛られた妖怪たちに名を返す日々を送る。
さまざまな妖や人と繋がり、絆を深めていく中、増えてしまった大切なものたち。
守るために秘密を持つことに惑いながら、夏目は少しずつ、勇気を出して、次の関係へと踏み出していく。
緑川ゆきさん作の漫画が原作となっている作品です。
現在までに何度もアニメ化されていて、今回で五作目になるんですよ。
『 夏目友人帳 』は、常人には見ることのできない「 あやかし 」という存在を見ることが出来てしまう主人公が、周囲との関係に苦悩しながらも成長していくという物語です。
一期から四期までは、主人公の成長していく様子が強く描かれていましたが、五期では主人公の周囲の人に焦点を当てた話が多かったですね。
スタッフ&キャスト
【 制作 】
朱夏
【 総監督 / 監督 】
総監督:大森 貴弘
監督:出合 小都美
【 キャスト 】
夏目貴志:神谷浩史
ニャンコ先生・斑:井上和彦
夏目レイコ:小林沙苗
名取周一:石田 彰
田沼 要:堀江一眞
西村 悟:木村良平
北本篤史:菅沼久義
笹田 純:沢城みゆき
多軌 透:佐藤利奈
藤原塔子:伊藤美紀
藤原 滋:伊藤栄次
的場静司:諏訪部順一
一期から四期までは、「 一週間フレンズ。」や「 僕らはみんな河合荘 」などを手掛けているブレインズベースが担当していましたが、五期は朱夏( しゅか )になりました。
この朱夏は、2013年にブレインズベースの第三制作部が独立してできた会社なんですよ。
作成しているアニメはまだまだ少ない会社なんですが、夏目友人帳伍を見て好きになってしまいました。
OP&ED
【 オープニング 】
「 タカラバコ 」
歌:ササノマリイ
穏やかで優しい雰囲気のあるオープニングテーマになっています。
夏目友人帳の世界観にぴったりと合う曲になっていて、毎回聴くのが楽しみでした。
ササノマリイさんの高めの優しい声も素敵な一曲ですね。
【 エンディング 】
「 茜さす 」
歌:Aimer
エンディングテーマは、しっとりとしたバラードのような曲になっています。
本編を見終わった後にこの曲が流れてくると、さらに感動してしまいます。
優しいくて力強い歌声が、心にしみわたりますね。
おすすめポイント!
私が「 夏目友人帳伍 」を全話見て、おすすめしたいポイントをまとめたいと思います。極力、ネタバレを避けて書いていきますね。
① 演出・音楽が素敵
夏目友人帳は、シリーズ通して音楽がとても素敵なのですが、今回の五期は更に素敵だなという印象を受けました。
一瞬一瞬の演出なども意味深で、考えさせられる部分も多かったので面白かったですね。
② 主人公の成長具合が素敵
主人公の夏目は、一期の頃と比べると格段に成長しています。
考え方や行動、シリーズ通して見てきたからわかるような成長した姿をたくさん見ることが出来ました。
強くて優しい人になったなぁという感じがしますね。
③ 周囲の人へ焦点を当てたストーリー
五期では、夏目だけではなく夏目の周囲の人の話が多く描かれています。
今まで知らなかった周囲の人たちの心情を見ることが出来るので
より一層、夏目友人帳という作品が好きになってしまうストーリーでしたね。
*この先はネタバレを含む内容になりますので、ご注意ください!
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今までの夏目友人帳シリーズと五期の違い
夏目友人帳シリーズは、五期に渡り何度も放映されてきました。
一期から四期までは、主に主人公の夏目の成長を描いた物語でした。
常人には見えない「あやかし」を見てしまうという体質の為、周囲の人と上手く付き合えなかった夏目が、藤原夫妻やにゃんこ先生たちと出会い少しずつ変わっていくという感じ。
祖母のレイコの友人である多くのあやかしに出会うことで、あやかしに対する思いが変化していく様子が印象的でしたね。
五期と比べると一期の夏目は別人のようです。
本当に成長したなという気がしますw
あやかしへの思いが変化していくにつれて、藤原夫妻や学校の友人たちとも打ち解けていく様子が何期にも渡り描かれているのもこの作品の魅力になります。
特に、この五期では夏目の周囲の人たちに焦点を当てた話しが多く、面白かったですね。
夏目レイコとあやかしの関係性
夏目友人帳では、レイコとあやかしたちとの思い出が何度も出てきます。
その思い出が少し切なくて、優しくて…
本当に友人のような思い出を見ることが出来て大好きなんです(*´艸`*)
主人公の祖母である夏目レイコは、主人公と同じようにあやかしと呼ばれる存在を見ることのできる人。
夏目と同じように、普通の人とは上手く関わっていけず、常に1人で行動していたという人物です。
そんなレイコが負かしたあやかしの名前を集めて、ひとくくりにしたものが友人帳と呼ばれるものなんですね。
負かして名前を書いてもらうなんて、ちょっと変わってますよね。
でも、何て言うか全然嫌な感じではなくて、本当に友達に名前を聞くみたいな感じなんですよ。
子どもの頃って、初めて合う相手でも一緒に遊んだり仲良くなったりするじゃないですか?
あんな感じみたいな…
違うかなw
一緒に遊んで楽しくて、また会いたいから名前を聞いて覚えておくみたいな。
あやかしに名前を貰って、嬉しそうに笑うレイコは無邪気で可愛いです。
でも、その笑顔が少しだけ淋しそうにも感じて、実際のところレイコというひとがどんな人なのかいまいち掴めていません。
六期では、そういった部分も見られたら嬉しいですね。
夏目とにゃんこ先生の関係性
主人公の夏目には、にゃんこ先生と呼ばれる猫がお供についています。
まるまるとした招き猫みたいな猫w
可愛いんですよね(*´艸`*)
でもにゃんこ先生は、本当はとても強いあやかしで、本来の姿は結構カッコいいんですよ。
夏目友人帳伍公式より出典
声も全然違うから、声優さん凄いなって一期を見た時はびっくりしました。
始めは夏目の持つ友人帳を目当てに傍にいた先生ですが、話が進むにつれて段々と夏目に対しての気持ちが変わっていくんです。
素直じゃない先生が、夏目を大事に守っている姿が本当に可愛いんですよ。
五期では、今まで以上に先生が夏目を気にかけている様子がよく描かれていて、先生のふとした表情が意味深で気になってしまいましたw
個人的には、寝ている夏目の隣で先生が丸まって寄り添っているシーンが1番好きです。
微笑ましい( *´艸`)
短い人間の一生を、先生がこれからどのように見守って過ごしていくのか…
これからの展開も楽しみですね。
レイコとあやかしとの思い出が好き
主人公の夏目は、レイコの遺品である友人帳に名のあるあやかしたちに名前を返していきます。
この時に、名前を返す時にレイコとあやかしとの回想シーンを見ることが出来るんですが、これが素敵なんですよ。
回想シーンでは、実際の起こったことやあやかし目線での心情などが描かれています。
特に、あやかしたちのレイコへの思いや人間に対する思いが描かれているのが印象的でした。
「 また来てくれるかな? 」と期待して待ったり
期待しすぎて、段々と憎しみへと変わってしまったり
そんなあやかしたちの気持ちが、細かく表現されているところがこの作品の素敵なところです。
特に好きなのが、一期の1話の回想シーン。
レイコが来るのを楽しみに待って、待って…
いつまで待っても来なくて、やがて憎しみに変わってしまった。
それでも、名前を返して貰ったときにあやかしが言った『 もういいのかい 』という言葉が少し淋しげで、でも凄く優しくて。
何度見ても、あのシーンは泣いてしまいますね。
レイコとあやかしとの思い出はどれも素敵で大好きですが、この一話はとても思い出深く特に気に入っています。
あやかし目線で描かれている展開
夏目友人帳のストーリーは、主にあやかし目線で描かれているのが特徴的です。
今回の五期も、あやかし側の気持ちが描かれていることが多くて、素敵でした。
特に大好きなのが、2話の話。
夏目友人帳伍公式より出典
雨の日にタオルを貸してくれた人に、タオルを返したくて頑張っているあやかしの子が可愛くて切なかったです。
最後に、夏目がお礼のタオルを渡すシーンが素敵で大好きですね(*´艸`*)
塔子さんと滋さん
今回の感想で何度も言ってしまっているのですが、「 夏目友人帳伍 」は夏目というより夏目の周りの人の話が多かったように思います。
これまでのシリーズでも少しずつそういった話はありましたが、今回特に印象的だったのが藤原夫妻の話です。
塔子さんと滋さんの夏目が来るまでの経緯や来てからの事、塔子さん目線の気持ちなどが細かく描かれた点が本当に嬉しかったです。
友達と塔子さんが2人で泊りがけの旅行に出かけて、楽しいんだけど…
『 家で滋さんは一人なんだな 』とか『 ご飯はちゃんと食べたかな 』とか心配をする姿が可愛らしくて、ニコニコしながら見てしまいました。
これからも2人で過ごして、どちらかが先にいなくなってしまったらもう片方は大丈夫だろうかとか先の不安を語る姿もリアルな感じでとても共感しましたね。
これまで以上に、塔子さんと滋さんの事が好きになってしまいました。
本当に理想の夫婦という感じです。
この話では、度々カラスが登場しています。
常に1羽でいるカラスを自分に重ねて話す塔子さんが印象的でした。
話の最後に夏目にカラスを紹介した時では、
塔子さんには見えないんだけど、夏目にだけ白いカラスが寄り添って飛んでいるのが見えるというシーンがありました。
自分には見えていないのだから、他の人なら「 何を言っているんだろう 」と思ってしまうところなのに、そんな風には思わない塔子さんが本当に素敵でした。
実際に見えるかどうかは問題ではなく、ただ夏目の言った言葉を信じた塔子さんが優しくて本当のお母さんみたいだなって思いました。
血の繋がりがなくとも、こんなに家族になっていけるのだなと夏目友人帳を見て改めて感じました。
この感動を上手く言い表すことがっできないのが悔しいですが、シリーズの中で1番好きな話でしたね。
最後に
いかがでしたか?
今回は、「 夏目友人帳 伍 」の紹介と感想を書いてみました。
書いていたら楽しくて、五期のみの感想というよりもシリーズ通しての感想みたいになってしまいましたw
しょうがないです。
好きなんですもん(*´Д`*)
もうすぐ夏目友人帳の六期が始まります。
五期を見て、ストーリーも終盤に入ってきたのかなという感じもありますので、とても楽しみにしています。
どんな終わりになっても、綺麗にまとまってくれたら嬉しいですね。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!