米Googleは3月22日(現地時間)、モバイルアプリ「Duo」「Allo」「Googleフォト」「Googleマップ」の新機能を発表した。発表はブラジルで開催したイベントで行われ、主に遅い回線でも使える機能が中心だ。いずれもまずはブラジルでスタートし、世界に“ローリングアウト”していく見込みだ。
Duoは、Googleが昨年のGoogle I/Oで発表した1対1で使うビデオチャットアプリ。AndroidおよびiOS版があり、アカウントを作らずに電話番号で利用できるのが特徴だ。
これまではビデオチャットしかできなかったが、音声のみの通話もできるようになる。回線が遅かったり、混雑した場所でのコミュニケーション向けに音声通話機能のリクエストが多かったという。
モバイル版Gogleフォトで画像の自動バックアップを有効にしている場合、2G回線で軽いプレビューファイルをアップロードし、端末がWi-Fi接続環境に入った段階で改めて高品質画像に置き換えるようになる。写真の共有でも同様に、低接続環境で共有するとプレビューファイルでとりあえず共有でき、後から高品質画像に置き換えられる。プレビューファイルでもスマートフォンで見るには十分なレベルだとしている。
Duoと同時に発表されたメッセージングアプリ「Allo」のメッセージに、画像や.pdf、.docs、.apk、.zip、.mp3フィアルを添付できるようになった。こちらもブラジルなどでリクエストが多かった機能という。同日からAndroid版アプリで添付が可能になる(本稿筆者の環境ではまだ使えない)。
Googleマップでリアルタイムの位置情報共有機能が使えるようになる。共有するには、Googleマップ上で自分の位置を表す青い丸をタップし、表示されるメニューで「Share location(位置情報を共有)」を選択する。次の画面に共有する時間の設定と連絡先からの共有相手一覧とが表示されるので、タップして共有時間(15分〜3日までの範囲での設定あるいは「オフにするまで」)と共有相手を選択する。共有中は、画面の上に共有相手一覧が表示される。
ナビ画面から共有すると、目的地に着くまでの間だけ位置情報を共有できる(別記事)。
Copyright© 2017 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.