認定を厳格化…4月から
従業員の仕事と育児の両立を支援する企業が対象の「くるみん」認定制度について、厚生労働省の労働政策審議会は22日、要件を厳格化するよう、塩崎恭久厚生労働相に答申した。今月中に関係省令を改正し、4月1日から施行する。
女性新入社員が過労自殺した電通が認定を受けていた(昨年11月に返上)ことから、見直しを検討。月平均60時間以上の残業をしている従業員がいないことや、男性の育児休業取得率が7%以上であることを要件として追加した。
女性の活躍推進に積極的な企業の「えるぼし」認定と若者の採用・育成に積極的な中小企業の「ユースエール」認定も厳格化する。【早川健人】