任天堂が約4年ぶりとなる新型ゲーム機「Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)」を発売した。ゲーム雑誌「ファミ通」の推計によると、3月3日の発売から3日間の国内販売は約33万1000台。発売後1カ月間の世界販売目標200万台を射程圏内にとらえた。そこには、前作「WiiU(ウィー・ユー)」での苦い経験を生かした周到な戦略があった。
スイッチ本体と同時発売されたソフトはパッケージ版8タイトル。ダウンロード版と合わせると20タイトルにのぼる。前作「Wii U(ウィー・ユー)」の11タイトルより多い。
ただ、任天堂からは人気シリーズの「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」と、銃の早撃ちなどを体感できる新感覚の「1−2−Switch(ワンツースイッチ)」の2タイトルのみ。ファンからは「少ないのではないか」と否定的な意見もあった。
ソフト不足とのイメージが定着すれば、ゲーム機の販売に響き、ソフト開発の鈍化、という悪循環に陥るおそれがある。
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