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2017年03月23日 08時03分 UPDATE

任天堂「Switch」を生んだ、「Wii U」の“苦い教訓” (1/3)

発売後1カ月間の世界販売目標200万台を射程圏内にとらえたNintendo Switch。前作「Wii U」の苦い経験を生かした周到な戦略があった。

[産経新聞]
産経新聞

 任天堂が約4年ぶりとなる新型ゲーム機「Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)」を発売した。ゲーム雑誌「ファミ通」の推計によると、3月3日の発売から3日間の国内販売は約33万1000台。発売後1カ月間の世界販売目標200万台を射程圏内にとらえた。そこには、前作「WiiU(ウィー・ユー)」での苦い経験を生かした周到な戦略があった。

画像 「ニンテンドースイッチ」発売初日の3日、大勢のゲームファンで賑わう家電量販店=大阪市の「ヨドバシカメラ マルチメディア梅田」

ソフト発売予告

 スイッチ本体と同時発売されたソフトはパッケージ版8タイトル。ダウンロード版と合わせると20タイトルにのぼる。前作「Wii U(ウィー・ユー)」の11タイトルより多い。

 ただ、任天堂からは人気シリーズの「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」と、銃の早撃ちなどを体感できる新感覚の「1−2−Switch(ワンツースイッチ)」の2タイトルのみ。ファンからは「少ないのではないか」と否定的な意見もあった。

 ソフト不足とのイメージが定着すれば、ゲーム機の販売に響き、ソフト開発の鈍化、という悪循環に陥るおそれがある。

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