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 滋賀県警長浜署の男性署員が昨年11月、懇親会で女性署員にプロレス技をかけて写真撮影していた問題で、県警はセクハラ行為にあたるとして、技をかけた40代の巡査長と技かけを手伝って写真撮影した50代の警部補の2人を減給6カ月(10分の1)の懲戒処分にしていたことが県警への取材でわかった。1日付。

 監察官室によると、昨年11月22日、職場の懇親会で巡査長が余興として女性署員2人にプロレス技「つり天井固め」をかけ、警部補が写真を撮影し、一部で共有していた。

 警部補は1日付で依願退職した。巡査長は巡査部長試験に合格していたが、取り消しとなった。また監察官室への報告が遅れたとして、署長を本部長訓戒、副署長を本部長注意とした。このほか、技かけを手助けした30代の巡査長と20代の巡査長を所属長訓戒、写真を撮った30代の巡査長を本部長注意、懇親会の幹事を務めた50代の警部補を所属長注意にした。

 監察官室の上内保室長は「職員に対する指導を徹底し、ハラスメントを許さない環境づくりに努める」としている。