こんにちは~うさぎです。
今回は妊娠ジンクス商法について。
妊娠ジンクスとは、
「あることをすると妊娠しやすい」
「あるものを食べると妊娠しやすい」
という縁起担ぎの一種。
具体的にはピンク色のものを身に着けると妊娠しやすいとかですね。
このくらいならまだかわいいもので、私が不快に思うのは「妊娠菌ビジネス」のこと。
妊娠菌とは、
「妊活中の人が、妊婦さんのオナカをなでると妊娠しやすい」
というようなジンクスが発展したもので、
「妊娠中の人は妊娠菌を保有していて、それが他の女性に感染すると、その女性が妊娠しやすくなる」
という迷信です(言うなれば「ド迷信」)。
「妊婦さんから妊娠菌をもらう」
「〇〇さん、妊娠菌ちょうだい!」「いいよ!」
といった使い方をします。正直、私も友達とこうゆう表現でふざけたことあります。5回妊娠した経験のある私は菌を差し上げる側です。妊娠を希望している人にオナカを触らせてあげたりですね。
妊娠菌をもらうための行動は色々あって、
・妊婦さんのオナカをなでる(これは普通で良いことだと思う)
・妊婦さんの作ったおにぎりを食べる(う~ん、ちょっとどうかな?)
・妊婦さんに赤い富士山と太陽の絵を描いてもらう(これは明らかに違和感あります)
オナカをなでるのは良いけど、その発展型ですよ。何だかおかしな、変な方法に行ってる感じがしていました。そして今回、
妊娠菌をいっぱいまぶしたお米を販売
してる人を見かけたので、記事にしました。
「妊娠7か月の私が、お米でオナカをなでなでして、妊娠菌をまぶしました!」
と称して、赤ちゃんを授かりたい人に(普通のお米を)プレミアム米として販売しています。1合50~60円程度のお米が500円くらいで販売されています。中には農家の嫁がこれをやっている。
「妊娠中の私が育てたお米です!」
1合50円の米が
妊娠してるオナカをなでると
1合500円のプレミアム米に!!
この妊娠菌をまぶしたお米、医学的な根拠はもちろんないんですが、あるサイトを見ると結構買う人がいる。不妊に悩む男女には価値あるものなんでしょうかね。切実な悩みの痛いところを突いてくるこの商法。妊娠してる女性が、こんなセコイ方法でお小遣い稼ぎ、悲しい世の中になりました。
一部の妊婦がゲスい方法でお小遣い稼ぎ
↓
世間が「妊婦がこんなゲスいことするんだ」と認識
↓
一般の妊婦さんへの世間の厳しい風当たり
(ベビーカー問題など)
影響はまだあります。
一部の妊婦がゲスい方法でお小遣い稼ぎ
↓
世間が「お米を売る方(妊娠女性)も悪いけど、買う方(妊活女性)も馬鹿だな」と認識
↓
一般の妊活してる人への世間の厳しい風当たり
(不妊治療の補助金早期打ち切りなど)
公務員でも医者でも政治家でも、一部の人の良くない行動で、まじめにやってる大多数が被害を受ける。妊娠菌ビジネスもこのカタチだと思います。
妊娠ジンクスを信じるなってことじゃないんですよ。もし、妊娠してる人にあやかりたいなら、知り合いの妊婦さんにお腹ナデナデを頼んでいただきたい。頼まれた方もイヤな気はしないと思います。それで妊娠したならあとからお礼のひとつでも差し上げたら良いと思います。
おかしなビジネスが根絶することを願っています。