こんにちは、笑いの神と、お年を召して円熟したお姉様方からはウハウハモテモテで、
「話として面白いし、心も安心もできるけど、オスとしてこれでいいのか?」
と日々葛藤している27歳独身、三沢文也です。
今回は12年ぶりに好きな子ができました。
が、会う前に彼氏がいることがわかり、恋が始まりの一歩を踏み出す前に失恋しました。
あらすじ:本人に会う前に失恋したけど、恋する準備だけは続けていく事になってしまった話
その子と会ってブログを教えることにしたのですが…まぁ…それは3時間だけで残りはデートしてました。
ただ、思いの外面白くなっちゃって書くことがありまくるので、色々書きます。
その女性のスペック
・高学歴女子大生
・椎名林檎ファン
・かなり理屈っぽくて勉強も好き。
・読書家(しかも雑食に学問かじりながら小説読む)
・かわいい女の子をめでたいおっさんみたいな趣味
・っていうか、メイクも料理も運動も好きで心得がある完璧超人
・なおかつギャルギャルしてない…一般的なかわいいから見ると「芋臭くて鼻持ちならない」、オタクとサブカルマンから見ると「ドストライクの聖天使…でもちょっと筋肉質(健康体)すぎる」と言った感じ
・地頭がよく、読書量でも切り返しでも俺を圧倒
・(ドオタク)の俺が知ってる限り、欠点が花粉症ぐらいしか見つからない。
地方出身の図書委員長/地味子キャラ/サブカル女子/学問女子の究極完成バージョンみたいな女の子です
…椎名林檎ファンと書いたけど、位置づけがまさに林檎なんだよ。
浜崎あゆみとか宇多田ヒカルに椎名林檎が興行的・人気には若干劣るけど、椎名林檎もまたダブルミリオンセラーで、オンリーワンみたいな…。
ちなみに、椎名林檎よりも売れたことがある女性アーティストは10組。*1
参考資料:歴代アルバムランキング(globeは小室哲哉だから除外、マライヤ・キャリーも外人枠ゆえ除外)
つまり、11番目に多いアーティストの趣味にストライクするみたいに、11番目に多い女の子の好みに最適化されたような女の子です!!
ただ、俺(11番目に多い女の子の好みを持った男)の脳内では一番かわいいです!
今日は「好き」「ズッ友だよ」「かわいい」「それがいいのよそれが」を繰り返し連呼してましたが、ホテルに行くことはなく、こうやって家に帰ってブログ書いてます。
だけど、開口一番に「(私に彼氏がいて、告る前に失恋したショックから)立ち直りましたか?」と言われた
お昼につくばエクスプレスのランチパックショップで待ち合わせをした。
理由もなくランチパックを買って1ネタ。
とりあえず上に上がらないとどうしようもないので、エスカレーターがうるさいから何もしゃべらないで上に上がった。
…で、相手が大学生だから、大学生が好きそうなポストイットを使うということで、地味にカネがかかるが、買って、「考えて・書いて・貼ってもらう」というスタイルの方式でブログ・レッスンをやることにした。
…あー普段はそんなことしてないです。本気モードだからやってます。
ただ、本気モードに入ろうかという時に、彼女から一言。
「(私に彼氏がいて、告る前に失恋したショックから)立ち直りましたか?」
…ヘラヘラしながら「すごい子が来たなぁ…」と思いつつ、「こんなこと言われちゃってる俺最高におもしれーなー…」と、この出会いが最高に楽しくことを予感させるできごとが起こりました。
気を取り直して、僕が秋葉原の中で応接間代わりに使ってる喫茶店に入って、昼食&ブログレッスン!(昼食はホットドックでしたが、特に意味はありません。っていうか、ここの名物である「やたら量の多いフードメニュー」をネタにしたかったから頼んだだけ)
ポストイットをどうやって使ったかというと次のような感じ。
ブログのテーマ決め・タイトル決めに使える「セグメンテーション」を作って、僕なりに
「この図の中に入るテーマで記事を作っていくと、いいよ」
というやり方をして、図に当てはまるように自分が書けるテーマ・書きたいテーマに対してポストイットを貼らせました。
そこで、彼女の椎名林檎以外の趣味…料理もできて、メイクやダイエットの話もできて…といったことがわかります。
「お前を猛調査!!!(東京事変:OSCAの歌詞)」
なんて言わなくても、
「一皮むける合図、その機会(同曲)」
を勝ち取っていきました。
ちなみに、彼女と椎名林檎の話をしている時に話題になったのが、これ
椎名林檎の言う魔法使いはむしろ「円熟した、官能に精通した女性」(つまり、童貞を殺す女)って意味だけど、ネットスラングでは魔法使い=童貞なんだよね…
— 三沢文也a.k.a.青二才 (@tm2501) 2017年3月14日
すごいよね…この言葉の妙
ちなみに、彼女が「椎名林檎が童貞を殺している」と言って見ることになったのがこのPV。
…だからさぁ…オタクに趣味がハマる女の子ってもっと華奢なんだって!!
これじゃ、童貞どころか、枯れたおじさんも殺しちゃうよwwww
…だいたい椎名林檎が北斗神拳使ってるぐらいじゃ驚かないんだよ。
俺の幼い記憶に住み着いた椎名林檎はガラス割ってたし、その人が誰だったのかを東京事変で逆流する気持ちで「小学生の俺の脳裏に焼き付いた椎名林檎に高校生になって再開した!!こじらせ男子になることは最初っから決まってたんだ」って、彼女との出会いぐらいには運命感じてるからね?
椎名林檎に俺の運命を決定づけられたシーンがこれ。
15年近く武闘派を貫いてきた林檎さん、マジパない!!
…こんな話をしてました。
(セグメンテーションのお話はまた今度別の機会にします)
趣味が合いまくる度に、彼女からこじらせた趣味で盛り上がる度に「好き!」「ズッ友だよ」と言いまくってました。
「ダイエットしたい部分がある」
と言われたら、
「触って確かめたい」
と脳内で浮かんじゃうほどデレデレだった。
でも、好きと言ってるうちに、好みに合えば合えば合うほど、だんだん辛くなってきてこんなことを言っちゃいました。
「7割は最高だよ!残りの3割…全部大好きなのに、抱きしめられないのが辛い」「本当は何割ですか?」
…できる子だよねぇ〜。こういうこと聞いてくるセンスがもう好き!!
「(4、4.5?…いや逆だ!彼女と同じ体の普通の子がいたとして、抱けたとして俺は満たされない)...いや、3割で合ってる。」
椎名林檎好きで俺より頭良くて、それでいて真ん中にはいられないタイプの子…僕はこういう女の子と話したいと、本気のやり取りをしたいと12年待った。
むしろ、抱く方が誰だっていい。
・…知らないことを教えてくれる、
・俺を手玉に取れるぐらいに頭の回転が早い
・出てくる趣味や興味がとことん俺と一致している
・女の子らしくない仕草を、女の子から出してくれる素朴な愛くるしさを見せ続けてくれる
…そうなんだよ!
こんな子を俺は、12年待ったよ!!
12年待ってやっと来てその子とずっとやり取りをすることで一致した時点で、俺は目的を達成されているんだよ!!
でも、3割だけ…ほしいところが満たされない。
心が満たされないのに体が欲しがり続けてる。
レッスンが終わってデート(と俺が言い張ってるが、実態は散歩)へとシフト。
…デートにスニーカーを履いてくるような子が好きで、バリバリ歩ける子が好きなわけだが…彼女はそういうのも完璧だった。
…だいたい、体からだと言うけど「誘惑する体」より、「産む・生きる体」としてのスペックの方を僕は重視する。
魅せる体・肌を重視しすぎる女性には筋肉がつかなかったり、外に出て作業する・娯楽を楽しむのを避けたりする傾向があるため、僕はスポーツした子独特の肉付きや、皮膚を見ると、「ええ子やな〜」と高感度が上がる。
それが完璧でまた「好き」って言ってしまった。
話をデートに戻そう。
とりあえず、神田明神に秋葉原らしい光景を見せに。
ここで、彼女との相談でおみくじを引くことになり、おみくじを引いたのだが、神様は俺に憎たらしいおみくじを引かせた。
山深み猶影寒し春の月空かきくもり雪はふりつつ
要約すると「まだ冬です。でも、芽を出す目前です。くよくよせずに春を待つといいよ」という歌なんだけど、本当に好きな子が見つかって、好み通りなのに届かなくて、あと一歩でこのおみくじが出てきたので、運命を感じる。
しかも、
願望:叶う、されど無理な願いはよせ
とおみくじにまで指摘される。
無理なことやって殺された平将門を祀ってる神社で「無理な願いはよせ」とか言われても…(泣)
このおみくじに「恋」はない代わり「縁談」という言葉があり、こうなってる。
縁談:良縁ありまとまる
ここじゃねーのかよ!!
いや、小さくはまとまってるけど…うーん。
彼女から言われる。
「企画の方ですよ〜考えてるネタが通るんじゃないですか。」
おー…。そっちも大事だけど、目の前の…うわぁ〜。
ちなみに、彼女がおっしゃる通りなのか、おみくじには後も書いてあった。
商売:後ほど利益多し
…がんばれ俺!
…ちなみに、もう一個おみくじで恋愛絡みにも取れるのが待人だが、こうなってた。
待人:遅けれど来る
うーん…、彼女の恋愛生活には愚痴がまったくなかったから「他にガッツリ好きになれる子が出て来る」ってことなんだろうけど…僕がタイプな子とは住んでる世界が微妙に違うことも俺は今回の出会いでわかっちゃったからなぁ…。
それとも、ビジネスパーソンなのかな…待人は。
とにかく、自意識過剰な時におみくじを引くと、全部自分のことだとまじまじと呼んでしまうから面白いね…本当に。
「不忍池…こころに出てきたとこですよね?」
その後は3331アーツ千代田を見にいく。
たまたま企業用のPR活動に来てたペッパーくんのエンジニアの人の熱弁を聞いて…しかも、彼女が意外なことに意気投合したせいで、ソフトバンクの人から彼女が熱烈なオファーを受けてOB訪問っぽい空気になっている不思議空間が出来上がる。
アメ横を歩いて上野公園へ。
アメ横の匂いを楽しめる女の子ってところに才能がある!!
「東南アジア好きな子多いから、そういう子なら同じこと言うんじゃないんですか?」
…そういうことじゃないんだって。
パクチーとタイ料理のイメージでしかモノが言えない種類のキラキラ女子も「東南アジア好き」とは言うんだよ…。
日焼けも辞さない勢いで、街に出ていって市場の匂いを楽しんでくるタイプの女の子だとは限らないんだよ…。
僕が女の子の好みを見分ける試金石としてアメ横を活用する(結果的にそうなっちゃってることが多い)のは、アメ横歩ける子はガヤガヤしたところ・雑多なところを楽しめるから、女の子女の子してなくてちょうどいいセンス…ホンマに。
俺より歩けて(本人も痩せたいと言ってるし、動くのが大好きで)、なおかつ歩ける靴で来る子だから、いくら連れ回してもいいし、むしろ自分から率先して歩くルートに興味を持つ女の子は本当にデートが楽!すごくよい!!
アメ横を出たところから彼女の了解をとって上野公園を少し歩き、
「向こうに不忍池って言うのがあるよ」
という話を話しだけちらっとする。
すると、彼女から「そこ、こころに出てきた」って話になる。
…偏屈なオタクやサブカルマンは夏目漱石を避けがちな傾向があるので、夏目漱石を呼んでる辺りに「偏屈なだけじゃなくて、教養がある」と思った。
ところが、さすがは偏屈なオタクの好みにハマる女の子だけあって、漱石についてこんな一言
「『吾輩は猫である』は『よくこんなもん出したなぁ〜』って思いました」
…そうそう。漱石こそ日本文学とか言ってる真面目君じゃ、僕は好きにならないの。
漱石に「下手」って自信を持っていうか、薄々そう思ってるから首を傾げてるか…そのぐらいの子じゃない才能じゃないんだよ…。
あ、そうそう。
彼女と喫茶店で喋ってる時こんなこと言われました。
「私と同じ趣味の人がいるなんて…」
「そうですよね、こんな趣味してる男がいたら、そりゃ協調性なんかなくなりますよね!!!」
女の子の処世術ってすごいわ。サブカルと学問こじらせても真面目でい続けられるセンスと立ち振舞いがすごいわ。(※普通、ここまでの完成度になる前に病んで自己肯定の低い子になるか、もっと芋臭いビジュアルになるので、一般女性は真似しないでください。彼女はプロだからここまでこじらせていても、いい子ができるのです)
120%好みだから、彼女は僕と距離を保ち、僕は安心して「好き」とうめき続けられる
寿司屋に入って、奢ってもらいながら、少し盛り上がった。
…が、この話は後日するとして、帰りの道中の話を少し。
不忍池まで来ちゃって、普段お店に入らない通りでご飯を食べたからうっかり湯島の方に行ってしまった。
暗くてわかんないから、うっかり湯島天神の手前の坂まで来て「おいおいおいおい」という気持ちになった。
…というのも、湯島天神の方はラブホ街。
彼女に、昼間のうちに好き好き言ってたら、「ノーチャンやで?」と念押しされていたのに、ラブホを背中に12年ぶりに好きになった女の子を左隣に…という状況。
溝内がキュゥーっと締め付けるようにして、「生殖本能」が俺に訴えかけてくる感覚がした。
「孕ませろ」という司令が下腹部から背筋を伝って、脳裏に浮かんでいくのを感じた。
…それを、どうにかいなすように、笑い話にして、彼女に警戒心を持ってもらいながらも同時に続ける。
「ここで、俺の1日彼女とかになったら…俺に口説けそうな空気を作って、『今だけ、あなたの女だから』とか言い出したら俺は12年ぶりに好きになった女の子ではないんだよ!
俺が本気で好きな子はそういうことは言わないし、仮に結ばれた時に俺は同じことをされてると疑いの目を持っちゃうからここで、むしろ身持ちが固いところが俺好みなんだよ!だから、ここで断ってるあなたは『正しく俺の好きな子』なんだよ!!」
彼女が失礼な言動をしたり、雑に僕をいじったりした時、最初一瞬は僕も傷ついたり悲しくなった。
でも、冷静に考えると
「そうだよね…俺の好みの女の子…俺が彼氏だったら彼女にされて嫌なこと、あるいは彼氏が別にいる状態でもいい友達でありたいって状況を汲み取った上で、一番いいことをしてる。彼女がここでこういう風に距離を保ちつつ、僕に少し離れた位置で居場所を与えてくれるのはすごく的確だよね…」
と思えた。
…だから、すごぶる抱きしめたかったし、手も繋げないことはないぐらいの距離感にはいたが、「しちゃいけないな」「したら、絶対があとで幻滅するか、凹むだけだな」って思えたため、彼女には指一本触れないで…なおかつそれなりに楽しい会話と、約束を取り付けて帰し、帰ることができた。
120%俺の好みであり続けてくれたし、ブログレッスンにもぼくのやろうとしてることにも協力的であったため、人生を生きていてベスト5に入る日に入れたい。
5つ最高に良い日があったが、どれも甲乙つけがたいんでね…。
そのうちの4つはブログがきっかけでできてる。
しかも、今年に入ってからのできごとが2つ。
1つは出版社でのアイドル撮影に同行した後、打ち上げで焼肉を食べに行ったあの日。
そして、もう1つが12年ぶりに出会った好きな子が、身悶えするほど、おかしくなるほど好きすぎておかしくなってる僕をいじめながら交わしながらいい関係を作って帰ってくれるほどできていて、大人でますます好きになったこと。
…この2つは今年起こった人生最高の日。
2ヶ月に一度ペースで人生最高の日が起こってる…このペースで行くと6月までにもう1つぐらい人生最高の日ができそうなペースだ…。
確実に僕は幸せになり始めてるし、幸せにしてくれる人達に出会ってる。
彼女もその一人だから、末永くいい関係で居続けたいし、大事にされたいし、大事にしたい。
そういう人が人生に一人づつ増えていくのは…いいですね。
終わったとは思いたくないけど、ここではおしまい。
彼女とある方向でパートナーで居続けることに後腐れや申し訳無さを作らないためにも、新しく好きな子を作らないとなぁ…。
好きだからこそ、ずっと居たいからこそ、待つよりも「待たなくていい状態」を作らないと…。
彼女の…違う、ごまかすな!彼女と居続けたい俺のためだ!!
来年の今頃には どんな私がいて どんなキミがいるのかな(初めての恋が終わる時)
今すぐは無理だよ?
でも、彼女が色々教えてくれたから、できる気がしてる…。
*1:・浜崎あゆみ
・宇多田ヒカル
・倉木麻衣
・DREAMS COME TRUE
・Every Little Thing
・松任谷由実
・竹内まりや
・ZARD
・相川七瀬
・大黒摩季