栗田優美
2017年3月14日16時03分
奈良・興福寺の仮講堂(かりこうどう)で、「興福寺国宝特別公開2017 阿修羅(あしゅら)~天平乾漆群像展」(興福寺、朝日新聞社、テレビ朝日主催)が15日から始まる。これに先立ち14日、内覧会があった。6月18日まで、阿修羅像を含む八部衆像、十大弟子像など26点を展示する。
インド神話に登場し、仏教の守護神となった八部衆の像は、奈良時代の記録によると、734年の西金堂(さいこんどう)建立当初から安置されていた。十大弟子像も当時からあり、建物は火災で失われたが、八部衆像8体と十大弟子像のうちの6体、儀式用の楽器「華原磬(かげんけい)」(いずれも国宝)は守り伝えられた。
ふだんこれらを安置する国宝館が耐震補強工事で年末まで休館中のため、仮講堂に移し、天平期の西金堂の雰囲気を再現した。
午前9時~午後5時。東金堂との共通券で大人900円。問い合わせは興福寺(0742・22・7755)。(栗田優美)
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