オランダ 極右政党 イスラム教徒の移民排除とEU離脱を
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今週投票が行われるオランダの議会選挙で、躍進が予想される極右政党の党首がNHKのインタビューに応じ、「オランダのイスラム化を阻止する」などと、イスラム教徒の移民を排除する姿勢を強調するとともに、イギリスに続き、オランダもEU=ヨーロッパ連合からの離脱を目指すべきだという考えを示しました。
オランダの極右政党「自由党」のウィルダース党首は、11年前に党を創設して以来、イスラム教徒の移民の排斥を訴える過激な発言を繰り返して支持を広げ、今月15日に投票が行われる議会下院の選挙でも、「自由党」は議席を倍増させ、与党第1党に迫る躍進が予想されています。
こうした中、ウィルダース氏がNHKのインタビューに応じ、イスラム教について、「共産主義やファシズムに等しい全体主義のイデオロギーだ」と強く批判したうえで、「オランダの自由な社会がイスラム化することを阻止しなければならない」と述べ、国内からイスラム教徒の移民を排除する姿勢を強調しました。
さらにEUが国境を越えた人やモノの移動を定め、移民や難民の流入を招いてきたとして、「衰退するローマ帝国のようなEUにとどまる必要はない。国民を守り、オランダ第一主義を貫く」と述べ、イギリスに続いて、オランダもEUからの離脱を目指すべきだという考えを示しました。
世界的に自国の利益を最優先にする空気が広がる中、ヨーロッパで「寛容な国」とされてきたオランダでも、極右政党がどこまで躍進するのか注目されます。
こうした中、ウィルダース氏がNHKのインタビューに応じ、イスラム教について、「共産主義やファシズムに等しい全体主義のイデオロギーだ」と強く批判したうえで、「オランダの自由な社会がイスラム化することを阻止しなければならない」と述べ、国内からイスラム教徒の移民を排除する姿勢を強調しました。
さらにEUが国境を越えた人やモノの移動を定め、移民や難民の流入を招いてきたとして、「衰退するローマ帝国のようなEUにとどまる必要はない。国民を守り、オランダ第一主義を貫く」と述べ、イギリスに続いて、オランダもEUからの離脱を目指すべきだという考えを示しました。
世界的に自国の利益を最優先にする空気が広がる中、ヨーロッパで「寛容な国」とされてきたオランダでも、極右政党がどこまで躍進するのか注目されます。