カレーうどんと聞くと、うどん屋のメニューのひとつというイメージがありますが、2016年11月末に鹿児島の繁華街・天文館にオープンしたカレーうどんの専門店はいろんな意味で「新しい」お店です。
そのお店「カレーうどん専門店 小町家(こまちけ)」のオーナー小町さんは現役の美容師でありかつ経営者、さらに雑貨などのショッピングサイトなども運営する実業家というユニークな経歴の持ち主。子ども時代からカレーうどんが得意料理で、美容師にならなければ調理師になっていたほどだとか。そんな小町さんが友達や仲間と語り合いながら楽しくご飯を食べてもらいたいとオープンさせたのがこの店なのです。しかも飲食業界は初めてということで、古くからの知り合いである福岡の「すし、太郎。」のオーナーが味を監修。某グルメガイドで星を獲ったこともある超人気店お墨付きの味なのです!
そんな期待たっぷりのカレーうどんのバリエーションは5種類。メインの「黄丸」はいちばんカレーうどんらしい味わい。
↑黄丸1000円、右下の黒いシート状のものは飛び跳ね防止の前掛けです
二日酔い防止、美肌効果、消化機能促進、ダイエット効果などのある秋ウコン(ターメリック)をたっぷり使い、オリジナルのダシで煮込んだうどんを豆乳を使ったとろみのあるスープと合わせています。具は豚肉が鹿児島県産の黒豚、わかめ、チーズ、厚揚げ、ゆで卵にネギ&一味唐辛子。
とてもきれいに盛り付けられて出てきますが、具と麺を思いっきりかき混ぜてから食べてほしいそうです。うどんはかなり極太タイプで、歯ごたえもっちもち。煮崩れせずスープに合う麺を200タイプ以上のなかから選んだそうです。
↑思いっきり具とスープと麺を混ぜてからどうぞ!
ちなみにちょっと辛さが足りないなと思う人はテーブルに備えつけの一味を追加してください(でも結構辛いので注意!)。またスープをあっさりいただきたい人は差し湯、味が薄いと思う人は出汁もテーブルに備わっているので、好みの味にアレンジできます。
そしてスープが残ったらぜひ、バーナーで焼き目をつけるチーズが乗ったご飯でリゾットを。
↑リゾット、焼き目のついたチーズが香ばしい
ご飯をスープに丸ごと投入するより、レンゲにご飯を取ってスープにつけながら食べるのが小町さんのおススメでした。
他にもニンニクと味噌がきいた豆乳メインの白丸(1日30食限定)、ごまたっぷりの黒丸(1日10食限定)、トマト味でパスタのような赤丸(1日10食限定)、緑茶がベースの緑丸(1日10食限定)とあるので、その日の気分や体調に合わせてメニューを選んで。
(画像提供:小町家)
また「おでん食べ放題」もユニーク。
これは優しい味わいの出汁をたっぷり含んだおでんを、セルフサービスで食べ放題というもの。カレーうどんだけでは物足りない、あるいはもう少し飲みたいからなにかおつまみが欲しい、そんな時にもおすすめ。
↑いい感じに味が染みてます~
ちなみにこのおでんにつけるのは辛子のほかにゆず胡椒も用意されています。このゆず胡椒、お店のオリジナル商品ですが、これがまたパンチありすぎの辛さ! つける時は慎重に。
↑こちらのゆず胡椒は店内でも販売しています
とまあ、何かと「新しい」カレーうどん専門店、飲んだシメにもいいですが、ヘルシーで美味しいものに興味のある人にも訪れてみてほしいお店でした。
紹介したお店
カレーうどん 小町家
鹿児島市千日町1-26-1階
☎ 099-225-0221
営業時間 20:00~翌3:00(金、土曜は~翌4:00)
休み なし
駐車場 なし
おばらけいこ プロフィール
鹿児島は南薩に生まれ、世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」のひとつ旧集成館にほど近い上町エリア在住のフリーライター。
地元タウン誌出身、取材範囲は鹿児島を中心に九州全域の観光関連情報を中心にあれこれ。
芋焼酎のお湯割りと鶏刺しがあればとりあえずご機嫌になります。