ソウル=牧野愛博
2017年3月13日18時44分
在韓米軍は13日、無人機「グレーイーグル」の韓国配備に向けた協議を韓国軍との間で始めたと明らかにした。2018年初めの配備を目指す。攻撃能力を備えた無人機の朝鮮半島配備は初めて。北朝鮮に対する偵察や要人暗殺などを念頭に置いたとみられる。
在韓米軍は今後、韓国南西部、全羅北道(チョルラブクト)にある群山(クンサン)空軍基地にグレーイーグルの運用中隊を設ける。在韓米軍主力、第2師団の作戦を支援する。同機は全長約8・5メートル、両翼約17メートル、最高時速約280キロ、最高高度約7600メートル。対戦車ミサイルなどを搭載できる。
米国は同時多発テロが起きた2001年秋以降、アフガニスタンで攻撃能力を持った無人機を使い始めた。イエメンやパキスタンなどでも使用。主に米本土で操縦し、地上部隊が入り込めない場所の偵察や暗殺などに使っている。
ただ、北朝鮮は平壌を中心に最…
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朝日新聞国際報道部