2016年のショッキングなニュースの1つに岐阜県が、魅力的な
2015年の同ランキングでは29位だった事を思うと大幅なラン クダウンと言えよう。
日本全国にある47都道府県中、29位ならばギリギリ真ん中のラ ンクである。
そして満を持しての2016年。岐阜県は大幅にランキングを下げ 、あろうことか42位。
サッカーで言うなら”ドーハの悲劇”に匹敵するくらい悲劇だと思う。
(個人の感想です)
しかし、千里の道も一歩から、石の上にも三年。
そのまま下位ランクに甘んじている訳にはいかない。
2016年を振り返りつつ、2017年の傾向と対策を考えて行き たい。
その為にもgoogle検索でのトレンドワードを押さえつつ、最 終的には都道府県ランキングでの上位ランカー入りを目指したい。
--目次--
2016年 岐阜県と一緒に検索された言葉 BEST 5
まずは昨年、最も岐阜県と一緒に検索された言葉を調べてみたい。
言わば、岐阜県に対するニーズの分析だ。
ニーズを知る事が”岐阜県を売り込む”と言うマーケティングの第 一歩であろう。
(中央最下段が岐阜県の検索ワードである)
◆【参照ページ】
1位 君の名は
やっぱりと言うか”君の名は”が堂々の1位である。
邦画史上歴代2位のヒット(2017年3月現在)である同映画の ロケ地が岐阜県飛騨市だ。
恐らく聖地巡りやゆかりの地などを調べる為のランクインであろう 。
飛騨地方では”氷菓”がヒットして以来、久しぶりにアニメの聖地 が誕生した感がある。
アニメは長い目で見ると継続的なコンテンツとして弱いかも知れな いが、短期的にはタイアップなどで普段は馴染の薄い層の増加が見 込まれる。
高山や下呂が存在する飛騨地方で、 イマイチ存在感が薄かった飛騨市にとって”君の名は” が福音となるであろう。
飛騨市側でも”君の名は”をプッシュしており、 公式Webサイトにはオススメのコースが記載されている。
アニメの聖地化は良し悪しはあるかも知れないが、 それが契機になって知名度が上がる事は良い事だと思う。
◆【参照ページ】
2位 モネの池
続いて第2位は”モネの池”だ。
岐阜県関市にある根道神社の鳥居の側に存在する池があまりに美し く、クロード・モネの絵画”睡蓮(スイレン)”の様である事から この名前で呼ばれる様になったと思われる。
圧倒的透明度を誇る水面から、優雅に泳ぐ鯉が見え、水草もはっき りと見えるのが美しい。
岐阜県ブロガーのサンドニさん(id:sandonigifu) が行った際のレポートを読むと行きたくなる。
◆【参照ページ】
(もう綺麗過ぎて、写真かCGか解からん”モネの池” もちろんCGでは無く写真である)
(本物のクロード・モネの絵画 ※大山崎山荘美術館 所蔵)
◆【参照ページ】
3位 ポケモンGO
3位の”ポケモンGO”は、言わば2016年のトレンドだと思う 。
この年は日本各地の都道府県で”ポケモンGO”の文字が散見され るので、別に岐阜県に限った事では無い。
岐阜県に出現するポケモンやジムの情報など調べる事は多い。
もっとも、高山市内や岐阜市内などならまだしも、馬瀬だったり神岡辺りなら一面緑の 草原が広がっていそうだ。
そして問題は4位なのだが……。
(ほんとうに山の中の馬瀬村)
(試した事は無いけど、馬瀬でポケモンGOをするとこんな感じか? ※画像はイメージです)
4位のレトロミュージアムって何だ!?
1~3位までは順当、いわば常識的なランキングだと言えよう。
しかし、ここで急転直下。
突如4位にランクインした”レトロミュージアム” とは一体何なのか、単純に気になる。
”君の名は”・”モネの池”・”ポケモンGO” に並ぶランクインとなればかなり期待できそうだ。
レトロミュージアムは2016年9月にオープンした博物館で文字通りレトロなゲームやパチンコの筐体が展示されてるとの事だ。
ミュージアムと言うと聞こえはいいが、ストリートビューで見てみるとよく言えば”倉庫”悪く言えばバラックに毛が生えた程度の施設である。
他のブログ等を見ても、ほぼバラックに店舗の看板を取り付けた様な状態で営業しており、味のある古風な佇まいを見せている。
オートフードコーナーと言われる自販機のレストランも併設(と言うか施設の一部)されており、非常にそそる。
個人的に、一番岐阜県らしいと思う。
(画像は営業前の状態。営業後は看板などが取り付けられているが、基本は変わっていない)
営業日:金・土・日・月曜日(営業曜日が変則的な為、注意!)
営業時間:10時~17時
(2017.03.13 現在)
5位 高校バレー
5位の高校バレーは恐らく、11月に行われた春の高校バレーの地方大会による物と思われる。
滋賀・岐阜・神奈川で行われた大会では、岐阜の地方大会では男女共に岐阜県の高校が優勝している。
非常に喜ばしい事である。
◆【参照ページ】
岐阜県、いや全国的な高校野球の強豪校”岐阜県立岐阜商業高等学校”の存在が光る。
「県岐商」と言えば岐阜県下では押しも押されもされぬ、スポーツの名門校である。
あまり野球には詳しく無いが、シーズンともなると岐阜の名前を聞く機会が増え、個人的に嬉しく思う。
目指せ ’17年度 魅力的な都道府県ランキング上位!
2016年のランキングでは今一つ、振るわなかった岐阜県だが同年の後半”君の名は”及び”モネの池”そして”レトロミュージアム”で盛り返した感がある。
”君の名は”は邦画の歴史に名を刻んだので、しばらくは同映画の聖地として観光客が見込めるだろう。
ただし、映画もいつかは飽きられ、廃れる。
その時にいつまでも映画の魅力に頼っていると、共に飽きられるので外からの力に頼らない、岐阜ならではの魅了を発信できる様にしたい。
そう言う意味では、岐阜県ならではの魅力として”B級感”があると思う。
A級にはなれないけど、気取らない、力の抜けた県。
そんな県が岐阜県だと思う。
岐阜県には岐阜県ならではの魅力がある。
Twitterで以前見かけたツイートで”都道府県のPRは、みんな良い所を発信しているから、同じ土俵でぶつかってもダメで、それで意外で勝負した方が良い”的な内容があった。
確かに都道府県ランキングで上位、天下を取ろうと思えば北海道・京都・東京・沖縄の四天王と倒す必要がある。
更に都道府県四天王の他にも上位ランカーとして神奈川・大阪・石川などの強豪県が名を連ねている。
四天王もそうだけど、鎌倉・横浜を擁する神奈川、食い倒れの街である大阪、加賀百万石の石川など岐阜県が太刀打ちするには荷が勝ちすぎる。
これらの県に”良い所”で勝つのは非常に難しそうである。
良い所でダメならどうするか?
その時にスポットが当たるのが”ダメな所=B級感”ではなかろうか?
関ヶ原の合戦を現代に再現した戦国ランド ”関ケ原ウォーランド” や先に紹介したレトロミュージアムなどである。
これらのB級スポットと”君の名は”や”白川郷”などのA級スポットの合わせ技でなんとか2017年度は無理でも徐々にランクアップ、しかる後に15位以内の上位ランカーにはなれないだろうか?
そして、最終的には都道府県の良い所を通じて日本全国の魅力を海外にPRしていけると良いと思う。
(目指せ観光立国 日本! なのである)
それでは、また。
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