わたしは2歳の子どもを子育て中の専業主婦。
学生時代は外国語を勉強していましたし、社会人時代もお金とは無縁の仕事をしていました。
そんな普通の専業主婦のわたしでも、2017年1月に実施された、日本FP協会主催のFP(ファイナンシャルプランナー)2級試験(資産設計提案業務)に独学で合格できました。
今回は、普通の専業主婦のわたしが、FP2級を受検した目的・勉強法・おすすめの参考書・勉強時間を公開します。
目次
- 1 FP2級を受検した目的
- 2 FP2級の難易度
- 3 FP2級の勉強法・勉強時間
- 4 FP2級の採点結果
- 5 子育て中にFP2級を勉強した方法
- 6 まとめ
FP2級を受検した目的
わたしがFP2級を受検した目的は、お金のことを中心に書いているこのブログです。
お金に関する役に立つ記事を書くためには、お金についての包括的な知識を増やす必要があると思い、2016年9月にFP3級を受けて合格しました。
ただ、FP3級を持っている家計管理・節約ブロガーさんって多いんですよね。
わたしはカリスマブロガーでもないし、税理士や会計士などの特別な資格をもっているわけでもありません。
そんなわたしが、このブログの信頼度を高めるために何ができるか?と考えたとき、FP2級を受検してみようと決めたのです。
FP2級の難易度
まず、2級と3級の合格率をご覧ください。
合格率の差から見てわかる通り、2級は3級に比べてかなりむずかしいです。
FP2級とFP3級の合格率の比較
※日本FP協会実施の合格率をまとめています
※資格取得のためには、学科と実技の両方を合格する必要があります
FP2級とFP3級の勉強時間の差
わたしは、3級は約30時間の勉強で合格しましたが、2級は約100時間勉強して合格しました。
次の章で、くわしい勉強法と勉強時間を説明します。
FP2級の勉強法・勉強時間
インプットとアウトプットを繰り返すことで、知識を定着させるという勉強法が、わたしには向いています。
そのため、FP2級の勉強法もインプットとアウトプットを繰り返しています。
0.参考書と問題集を用意する
わたしのように、お金の知識と無縁だった方がFP2級を受検するなら、参考書と問題集は必須です。
わたしは、『みんなが欲しかった! FPの教科書 2級・AFP 2016-2017年』と『みんなが欲しかった! FPの問題集 2級・AFP 2016-2017年』を使いました。
この2冊だけで合格できましたので、買ってソンはありません。
1.参考書を読む(1回目):10時間
まずは参考書(『みんなが欲しかった! FPの教科書 2級・AFP 2016-2017年』)を読みます。
大事なのは、最初の参考書読みに時間を使いすぎないことです。
読んだだけで内容が頭に入るひとは、少ないです。多くの方は、問題を解いているうちに、だんだんと頭に入っていくものです。
そこで、問題演習をする時間をたっぷりとるために、最初の参考書読みはざっくりと行いましょう。
『みんなが欲しかった! FPの教科書 2級・AFP 2016-2017年』には、各章の終わりに練習問題がついていますので、参考書を読みながら、練習問題も解きましょう。
1回目の参考書読みと、練習問題演習で、10時間くらいかかりました。
2.学科の問題集を解き、分からなかった問題をマーク(1回目):15時間
次に、問題集(『みんなが欲しかった! FPの問題集 2級・AFP 2016-2017年』)の学科を解き、わからなかった問題を参考書にマークします。全部で15時間くらいかかりました。
ちなみにこれは、わたしが初めて問題集を解いたときに、自信をもって答えられた問題の割合です。
・金融資産運用:9割くらい
・それ以外の単元:5割くらい
わたしはインデックス投資という投資をしているので、投資家ブロガーさんのブログをよく拝読します。
そのため、金融資産運用だけはもともと詳しかったようで、満点に近い点数が取れましたが、ほかの単元は合格基準である6割に達していませんでした。
ここでポイントが2つあります。
(1)できなかった問題ではなく、分からなかった問題をマークする!
FP2級の学科試験は4択ですから、「何となく」答えた問題が正解することがあります。
間違えた問題だけでなく、何となく答えて正解した問題も、「分からなかった問題」として参考書にマークします。
(2)実技ではなく、学科からはじめる
FP試験には学科と実技の2つの科目がありますが、求められる知識レベルは実技よりも学科のほうが圧倒的に上です。
つまり、学科の問題が解けるようになれば、自然と実技の問題も解けるようになるのです。
数字にアレルギーがある方は、実技の演習をみっちり行うことをおすすめします。(※電卓は使えます)
3.参考書を読む(2回目):10時間
問題集を解きおわったら、マークでいっぱいの参考書ができているはずです。
その問題集を、マークした箇所を中心に読みなおします。10時間くらいかかりました。
過去問をたくさん解いたおかげで、いちばん最初に参考書を読んだときより、するすると頭に入ってくるはずです。
4.学科の問題集をとき、分からなかった問題をマーク(2回目):10時間
もう一度、学科の問題集をイチからやり直し、分からなかった問題をマークします。10時間くらいかかりました。
なお、わたしは1回目のときに金融資産運用だけは満点に近い点数が取れたので、2回目ではパスしました。
5.実技の問題集を解き、分からなかった問題をマーク(1回目):9時間
参考書を読んだり、学科の問題集を解いたりして、ある程度知識が固まったら、実技の問題集を解きます。
ここまでの勉強でだいぶ知識がついていますので、極端に算数がニガテでなければ、ほとんどの問題は解けると思います。
わたしは、はじめて実技の問題集をやったとき、8割くらい解けました。
6.過去問を解く:3時間×8回
参考書と問題集で十分に力をつけてから、過去問をときます。
1回あたり約3時間かかり、8回分の過去問を解きましたので、全部で24時間くらいかかりました。
過去問と模範解答のダウンロード先
過去問と模範解答は、公式サイトに掲載されています。
〈参考〉日本HP協会主催のFP2級を受検する方→試験問題・模範解答
〈参考〉きんざい主催のFP2級を受検する方→試験問題・模範解答
そのため、十分に力がついていないうちから過去問に取り組んでも、意味がありません。
個人的には、時間がなければ過去問演習は捨ててもいいと思います。
7.参考書を読んだり、問題集をやり直したりする:全部で20時間
試験直前の1~2週間は、参考書を読み直したり、問題集をやり直したりするのにあてました。
全部で20時間くらいかかりました。
FP2級の採点結果
わたしの採点結果はこちら。合格ラインはどちらも得点率60%ですから、余裕をもって合格できました。
・学科:56点/60点(得点率93%)
・実技:95点/100点(得点率95%)
子育て中にFP2級を勉強した方法
わたしには、2歳の子どもがいます。子育て中ってなかなかじぶんの時間がとれなくて、勉強する時間もないですよね。
3級のときは子育てのすき間時間に勉強していたのですが、2級のボリュームでは無理でしたので、ブログの更新を減らして勉強時間にあてました。
〈平日〉子どものお昼寝中に週3回勉強(残りの2回はブログ更新)
〈休日〉子どものお昼寝中に勉強+夫に子どもを見てもらって1時間ほど勉強
合計:週12時間くらい
これを8週間続けて、週12時間×8週間で約100時間勉強しました。
まとめ
〈普通の専業主婦のわたしがFP2級を独学で合格した勉強法と勉強時間〉
1.参考書読み:合計30時間
2.問題集(学科):合計30時間
3.問題集(実技):合計14時間
4.過去問演習:合計24時間
合計:98時間
こちらの記事もおすすめです
色々な勉強法を参考にして、自分に合った勉強法を探すのがおすすめです。わたしが参考にさせていただいた『ウェブ主夫』さんの記事はこちらです。
〈参考〉FP2級は独学で合格できる!私の勉強方法と学習時間まとめ(『ウェブ主夫』)
まずは参考書と問題集がなければ、はじまりません!
わたしはこの2冊だけで合格しました。解説がわかりやすいので、おすすめです。


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