ラーメンは1000円まで!なタンポポです。
出来れば800円。味玉入れても900円が許せる範囲です。
だって、地元に帰省すると今でも400円とか500円ですもの。
シンプルな中華そばが大好きです。
でも昔ながらの中華そばを、平成娘は嫌って食べません。
先月は歌舞伎鑑賞の他にも娘と出歩く機会が多かったのです。
そして色気よりも食い気な娘は、私の希望を考慮せずにお店を決めてしまいます。
本人は「ランチの女王」のつもりなのでしょうが、職場では「ご飯大臣」と呼ばれているらしく…
この日は有楽町界隈を夜まで歩き回り、そういえば東急プラザ銀座にまだ入った事がないので行って来ました。
ここは友人達に不評だったので今まで足が向かなかったのですが、私は結構気に入りましたよ。
まぁ、私に買えそうな洋服はありませんが、ライフスタイル雑貨は素敵なものがたくさんありました。
カフェも6つ入っているし、地階のフード店はイートインやテイクアウトに便利そうです。
地下2階のラーメン店を娘が見つけて「ここにする!」と決めました。
ふぐだし潮 八代目けいすけ
世界初、業界初のふぐ出汁ラーメンだそうです。
「これ食べてみたかったんだよね」
「えーっ?ふぐなんてアナタ、ラーメンに入れるようなものじゃないですよ?」
それに、高い!全てのメニューが千円超えです。
「いいからいいから。私が出すから」
「あらそう?では一番安いので…」
「何言ってんの。ここは極みでしょ」
着席しても落ち着かずにソワソワする私。←ふぐというだけで緊張する庶民
ひゃーっ!これは何なんですかぁ~?
桜のお麩が可愛い…
その下にあるのは、ふぐの切り身です。
それに、この盛り付けの美しい事といったら。
ここは、料亭か割烹ですか?
箸をつけるのもためらう美しさですが、麺がのびないうちにいただきます。
見た目通りのお上品なお味です。
軽く火の通った、ふぐの身が美味しかったです。
そして、これが極み盛りの別皿トッピングです。
イベリコチャーシュー、昆布〆ふぐ、青菜、穂先メンマ。
私はチャーシューとふぐはそのまま、トッピングせずにいただきました。
まさに贅沢の極み。
ラーメンの概念を覆す、これはふぐのお料理です。そう思えば決して高くないと思います。
もう十分に贅沢をしたのというのに、娘はふぐの唐揚げとビールまで頼んでいました。
恐ろしい子…
ふぐ料理屋さんには一度だけ、家族で行った事があるのです。
そこで食べた唐揚げよりも、肉厚で香ばしくて美味しかったです。
夕食には少し早い位の時間でしたが、店内は満席でした。
残ったスープをお茶漬け風にして、他のお客さんが食べているのを見て
「あれも頼むべきだったー!」
と、娘がしきりに悔しがっていました。
この娘の将来が心配です…。