2017-03-03
■こーゆー人の企画するイベントには絶対登壇したくない 
僕たちが講演イベントを行うときには必ずプレゼンテーションファイル(KeynoteかPPT)を事前に集める.少なくとも1週間前には全員分のファイルを集め,メインとバックアップの2系統の映像送り出し機材で動作確認をする.この2台は映像スイッチャに繋がれ,緊急の場合は瞬時に入れ替えられるように設定する.
ところが,前日や当日になって「差し替えて下さい」という依頼が来る.絶対に来る.
運営者として言う.あなたの人生をかけたプレゼンでしょう?それなのにぶっつけ本番のファイルを使うわけ?ちゃんと1週間前に提出しなさいって言ったよね.今差し替えて不具合出たらどうするの?なに,自分のMacを繋がせろですって?しかもそれ MacBook Air だよね!?あなたのプレゼンが失敗するのは最悪あなたの問題だけれど,あなたのMacをつなぐことで他のスピーカーに影響が出る可能性もあるんだよ.持ち込み機材は絶対に繋がないからね.
「スライドを差し替えて下さい」 - pineapple blog
http://blog.pineapple.cc/post/111018875020/preparing-presentation
一週間あったらどんだけ新しいことが起きると思うの?
それとも、一週間前に全て準備できるくらい、もう死んだ分野なの?
「昨日の晩,とてもいいレシピを思いついたんだ」→それは本当に良いレシピなのか?お前のコーチはなんと言っている?元のファイルでずっと練習してきたんだろう?お前はアラン・プロスト並に土壇場で設定変更できる天才なのか?元のままのほうが絶対うまく行くって.
普通プレゼンの練習なんてダセえことはしないし。
どんだけ話し慣れてないのさ
週に5回もプレゼンあったら、練習とかしてる暇ないじゃん。通常業務もあるわけですよ。
そんなに練習してるとか、ジャパネットたかたみたいにプレゼンが営業に直結する場合くらいでは?
っていうか、アラン・プロスト並かどうか知らないけど、プレゼンはその人の名前でその人の名誉を賭けてやるものなので、たかが運営がガタガタ文句を言うんじゃない、と思うけどね。
それでもって、「へえ、そこまでご立派なイベントを企画されてるこの人はどこのどんな立派な方なんでしょうかね」と思ってプロフィールをみたら、工学社からしか本が出てない大学の先生だった。
工学社って、基本的に印税じゃなくて買い切りだからね、そして仮に印税でもめちゃくちゃ安いから。しかも校閲はおろかまともな編集さえされないからね。それに工学社から出た本は、書籍ではなくて基本的にムックなので(だからI/O BOOKSとか書いてある)。
要するに、本が出したいといえば内容も読まずにほぼ100%出してくれるような会社からしか本が出てない。
僕も一冊だけ工学社から出てるけど、それはむかしから馴染みがあったから義理で出しただけで、まあとにかく二度と書かないと思ってる系出版社である。
へえ、これがあなたが人生を賭けた結果なんですね。
この人のプレゼンを見たことないどころか、同じ業界にいるはずなのにあなたの仕事を僕はひとつも知りませんが、まあ一週間前に全てのスライドを要求する時点でお察しですな。
要するに最高のプレゼンというものがどういうものなのか、わかってないんでしょ。
なんでプレゼンを「していただく」ではなくて「させてやってる」っていう傲慢な発想が生まれるのか。本当によくわかりません。
去年のリードエグジビションジャパンもそうだったけど
んで、「じゃあやりません」って断るとめちゃくちゃ怒るしさ。
僕もイベントを企画することはよくありますが、その中でプレゼンをしていただく相手にここまで注文つけられないですよ。それは信頼感でしょう。練習してようがしてまいが、その人の信頼感がまずあって、仮にスライドが一枚もなかったとしてもきっと時間いっぱいは素晴らしい話をしてくれるに違いないという信頼感がなかったら、頼めないですよ。
そして信頼感のない相手にプレゼンを依頼するというのは、依頼する側にも、聴衆として来てくれるお客さんにも失礼だと僕は思いますよ。
こういう人が運営に入って自分は偉くなったとさ勘違いしてるからTEDxはどんどん評判が下がるんだよな