電事連 東芝は原子力事業でしっかり役割を
経営再建中の大手電機メーカーの東芝が、アメリカの原子力事業で7000億円を超える損失を計上する見通しとなったことについて、電力各社で作る電気事業連合会の勝野哲会長は、17日の定例会見で「日本の電気事業の発展に貢献してきたメーカーであり、国内の原子力事業については再稼働やメンテナンス、さらに廃炉について社会的責任を果たすと言っているので、引き続きしっかりと役割を果たしてほしい」と述べました。
また、勝野会長は「今回の東芝の例は、プロジェクトの工程管理やコスト管理が原因で、そこを厳格に運用すれば、日本では同様のことは起きないと感じる。原子力発電は安全性が大前提だが、経済性、供給の安定性、地球環境に優しいという3つの面で大きな役割を果たす電源だと思っている」と述べ、日本で原子力事業を継続する必要性は変わらないという考えを示しました。