「人が死ぬ過程が見たくて」元女子大学生の被告人質問

「人が死ぬ過程が見たくて」元女子大学生の被告人質問
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名古屋市で知り合いの女性を殺害したほか、同級生2人に劇物のタリウムを飲ませて殺害しようとしたなどとして殺人や殺人未遂などの罪に問われている元女子大学生の裁判で、被告人質問が始まり、元女子大学生は、殺人事件の当時の状況を聞かれると「人が死ぬ過程が見たくて、実験記録として残すために写真を撮影した」と説明しました。
21歳の元女子大学生は、平成26年、名古屋市の自宅アパートで知り合いの森外茂子さん(77)をおので殴ったうえ首を絞めて殺害したほか、高校生だった平成24年には仙台市で同級生の2人に劇物のタリウムを飲ませて殺害しようとしたなどとして、殺人や殺人未遂などの罪に問われています。

今月16日の初公判で、弁護側は「被告は当時、発達障害に加えて、そううつ病のそう状態にあり、責任能力はなかった」として無罪を主張し、一方で、検察は「被告には障害があるが、事件への影響は限定的で責任能力はあった」と指摘しました。

裁判は19日から被告人質問が始まり、元女子大学生は、弁護側から殺人事件の当時の状況を聞かれると、「人が死ぬ過程を見たくて、実験記録として残すためにおので殴ったり首を絞めたりしている間などに同じアングルから写真を数枚撮影した」と説明しました。

また、現在の精神状態を聞かれると「治療を受けたあと、『人を殺したい』という考えが頭に浮かぶ頻度が少なくなった」と述べました。