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株式
ユーグレナが連日の昨年来安値、調査会社が強い売り推奨リポート―ガス欠寸前の単細胞と指摘
2017年01月19日 09時18分
ユーグレナ<2931.T>が一時56円安の1161円まで売られ、連日で昨年来安値を更新している。調査会社ウェル・インベストメンツ・リサーチは19日、強い売りを推奨し適正株価は17日終値を最大60%下回る500円から580円とするリポートを出した。
成長戦略と位置付ける藻類由来バイオ燃料が競争優位性を持つことは2020年代前半以前には起こりえず、ガス欠寸前の単細胞と指摘。燃料生産用途の実証設備稼働は計画遅延を起こしており、収益源であるヘルスケア事業も成長余地が限られているとした。ミドリムシ大量培養技術は特許権で保護されておらず、競合他社との競争による収益性の低下も予想される状況で、PER約150倍という類似企業をはるかに上回る水準で推移している同社株を正当化することは到底不可能とした。
ウェル・インベストメンツは事業概要によると、国内上場企業の不透明で疑わしく市場に混乱を招きかねない事象を発見し、分析に基づいてそれらの事象にかかわる調査情報を提供するとしている。
提供:モーニングスター社
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