経営難の銚子電鉄 高校生が集めた寄付金で駅舎修理 千葉

経営難の銚子電鉄 高校生が集めた寄付金で駅舎修理 千葉
k10010844281_201701181859_201701181909.mp4
厳しい経営が続く千葉県の銚子電鉄の駅舎が、地元の高校生が集めた寄付金を活用して修理され、18日、お披露目が行われました。
修理されたのは、銚子電鉄の本社が入る銚子市の仲ノ町駅です。

18日は、地元の銚子商業高校の生徒らが参加して、お披露目が行われました。

この駅は建設からおよそ100年がたち、老朽化が進んだものの会社の経営状況が厳しく修理できずにいたため、銚子商業高校の生徒たちがインターネットを通じ、修理費用としておよそ200万円の寄付を集めました。

お披露目に合わせて駅名の看板の除幕式が行われ、銚子電鉄の竹本勝紀社長が「皆さんのおかげで美しく風格のある駅舎に生まれ変わりました。お礼申し上げます」と述べました。

新しい駅舎は、入り口の段差をなくしてスロープにし、バリアフリーとしたほか、待合室の壁や天井は木目を強調し、建設当時のレトロな雰囲気を保てるようにしたということです。

寄付を企画した銚子商業高校の3年生、尾池月奈さんは「無事に完成してうれしいです。この先何十年も、多くの人に愛される駅になってほしい」と話していました。