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MicrosoftがApple以上に輝くほどまで復活したワケ(後)

2017/01/19

Sarah K. White CIO

 Microsoftは、2016年12月12日のブログ記事で、Appleの「Mac」からMicrosoftの「Surface」に乗り換える人がこれまでになく増えていると述べた。Microsoftが「Surface RT」と「Surface Pro」をそれぞれ発売した2012年と2013年の時点では、とても想像できなかった構図だ。Surface RTは、広く不評を買った新OS「Windows 8」よりも、さらに機能が限られているOS「Windows RT」を搭載したことで、苦戦を強いられた。また、Surface Proは、完全版のWindows 8を搭載していたものの、ハードウエアが十分ではなく、値段も高かった。

前回から続く)

 Microsoftはタッチ操作を重視している。実際、ミッドレンジのWindowsパソコンでも、標準装備なりオプションなりで、タッチ式ディスプレイを使える機種がほとんどだ。AppleとMicrosoftは別々のスタンスを取ってきたが、タッチ派として見た場合、Microsoftのデバイスの方がそれぞれに使いでがある。タブレットとしても使えるノートパソコン(あるいはノートパソコンとしても使えるタブレット)が欲しければ、1台2役のデバイスを購入すれば済む。

 Microsoftは、多種多様なユーザーに適合できるようにSurfaceデバイスのファミリーを形成することに力を入れてきた。出発点はローエンドのSurface 3だ。Webや基本的なアプリさえ使えれば十分というユーザーにふさわしいデバイスだ。続くSurface Pro 4は、サイズの面でもハードウエアのスペック面でも一段上で、ライトユーザーにも、もっと高レベルな性能を必要とするユーザーにも適した構成だ。そして、新たにSurface BookとSurface Studioが登場したことで、ハイエンドの構成を必要とするユーザーにも選択肢ができ、負荷の高い動画編集や画像編集にも対応できることとなった。

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