ダマスでは12日夜から13日未明にかけて、2の爆発事件がありました。

そのうちの大規模な物は、13日未明にダマスのmazza空港での爆発事件で、シリア軍はイスラエル北部(ゴラン高地と思われる)から飛来した複数のミサイルによるものだと声明した由。
シリア軍はTVでイスラエルに対して、同空港を攻撃しないように警告した由。
政府に近い報道筋は、この攻撃はおそらくヒズボッラーの武器トラックを攻撃したもので、ゴラン高地から飛来したミサイルと思われ、事件の前後にダマス上空で航空機の飛行音は聞かれなかったとしている。
反政府軍は、この空港は革命防衛隊の拠点で、ダマス周辺のミサイル攻撃等に使われているが、爆発とともに大かいな火の手が上がるのが目撃されたとしている由。
他方AFPの質問に対して、イスラエル軍はコメントを拒否している由(いつものIDFの行動・・・軍事活動については否定も肯定もしない)
この空港は12月7日にも攻撃されているが、その攻撃は8日間で2回目の攻撃にあたり、イスラエル軍は主としてヒズボッラーの武器及び幹部を狙って攻撃している。
http://www.aljazeera.net/news/arabic/2017/1/13/الجيش-السوري-قصف-إسرائيلي-لمطار-المزة-العسكري
mazza空港に対する攻撃に先立ち、ダマスの最重要地域(大臣とか政権要人が居住している由)のkafarsousa で自爆テロがあり、8人(別な報道では10名)が死亡した。
現在のところ犯行声明は出ていない模様。
https://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/syria/2017/01/12/هجوم-انتحاري-يستهدف-حي-كفرسوسة-في-دمشق.html
http://www.alquds.co.uk/?p=658638
これまでの例に鑑みても、シリア政府がイスラエルに大きな報復をすることはないだろうと思われるが、空港の損害や死傷者の数、イランの思惑等もあるべく、未だ要警戒の事件ではあります。