シリアでの停戦は、若干の例外はあるが、基本的には守られているとされていますが、トルコの支持する自由シリア軍は、ダマス周辺のバルダ渓谷とゴータでの停戦違反は、停戦全体を危うくしているが、これらの違反はイランの民兵(革命防衛隊とかヒズボッラーも含むのか?)の意支配地域で起きており、イランは停戦を歓迎していないと非難した由
https://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/syria/2016/12/30/الحر-إيران-غير-راضية-عن-الهدنة-ومن-مصلحتها-إفشالها.html
この発言は、そもそも自由シリア軍の誰の発言かもわからず、またトルコの意を受けたものか否かは、全く解らないが、al qods al arabi net とal jazeer net は、トルコ外相が30日,イランに対してロシア―トルコ合意と停戦が守られるように要請したと報じています。

記事の要点は
・トルコとしては、停戦を破ろうとしている複数の国家とグループがあることをよく承知している
(グループとしてはYPGとかヒズボッラーかと思うが、国家としてはイランが入るとして、後どこのことか不明)
・ロシアとトルコは停戦の保障者だが、モスクワで約束した通り、イランがヒズボッラー及びシーア派民兵(革命防衛隊のことか?)等に対して、r停戦順守のために圧力をかけることを期待している
・エルドアンは停戦実現のために、プーチンと10日間で10回も電話で話をした。トルコ外相も、ロシア外相とイラン外相と、3日間で20回の電話をした。
・トルコは「ユーフラティスの盾」作戦でのYPGに対する攻撃は中止しない
http://www.aljazeera.net/news/international/2016/12/31/تركيا-تطالب-إيران-بإنجاح-هدنة-سوريا
http://www.alquds.co.uk/?p=652586
以上の通り、トルコとロシアの蜜月関係は間違いなさそうですが、トルコとイランの関係には、かなり「含んだ」ものがあり、今後の動向が注目されます。