欧州株式市場ことし最後の取り引き ロンドンで史上最高値
ヨーロッパの主な株式市場では30日、2016年の最後の取り引きが行われ、この1年の株価は、イギリスのEU=ヨーロッパ連合からの離脱決定による急落などはあったものの、アメリカのトランプ次期大統領の政策への期待などを背景に、多くの市場で値上がりしました。
ヨーロッパの主な株式市場では、2016年の最後の取り引きが行われました。
ことしの各市場の株価は、中国経済の減速への懸念や原油価格の急落で年明けから大幅に下落したものの、3月にヨーロッパ中央銀行が大規模な追加緩和に踏み切り、持ち直しに転じました。6月にはイギリスがEUからの離脱を決め、各市場で株価が急落しましたが、その後は、OPEC=石油輸出国機構による原油の減産合意や、アメリカ大統領選挙で当選したトランプ次期大統領の経済政策への期待もあって、年末にかけて株価は再び値上がりしました。
この結果、各市場の株価指数の終値は、去年の年末と比べ、ロンドンで14%余り上昇し、史上最高値を更新したほか、フランクフルトで6%余り、パリで4%余り、それぞれ上昇しました。
一方、銀行の経営不安が浮上したイタリアのミラノ市場では株価指数がおよそ10%下落しました。
ヨーロッパでは来年、イギリスのEU離脱を巡る交渉開始や、フランスやドイツなど主要な国で選挙が予定されていて、市場関係者は「2017年も政治的なイベントの結果に大きく左右される相場展開となりそうだ」と話しています。
ことしの各市場の株価は、中国経済の減速への懸念や原油価格の急落で年明けから大幅に下落したものの、3月にヨーロッパ中央銀行が大規模な追加緩和に踏み切り、持ち直しに転じました。6月にはイギリスがEUからの離脱を決め、各市場で株価が急落しましたが、その後は、OPEC=石油輸出国機構による原油の減産合意や、アメリカ大統領選挙で当選したトランプ次期大統領の経済政策への期待もあって、年末にかけて株価は再び値上がりしました。
この結果、各市場の株価指数の終値は、去年の年末と比べ、ロンドンで14%余り上昇し、史上最高値を更新したほか、フランクフルトで6%余り、パリで4%余り、それぞれ上昇しました。
一方、銀行の経営不安が浮上したイタリアのミラノ市場では株価指数がおよそ10%下落しました。
ヨーロッパでは来年、イギリスのEU離脱を巡る交渉開始や、フランスやドイツなど主要な国で選挙が予定されていて、市場関係者は「2017年も政治的なイベントの結果に大きく左右される相場展開となりそうだ」と話しています。