「歩きスマホ」を控えるよう呼びかけるポスターを掲示するJR社員=JR新宿駅新南口で、本多健撮影
日本民営鉄道協会が、駅と電車内の迷惑行為ランキングを発表した。1位は8年連続で「騒々しい会話・はしゃぎまわり等」(33.8%)だった。2位には、今回から新たに設問された「歩きながらの携帯電話・スマートフォンの操作」(30.6%)が登場した。
調査は日本民営鉄道協会が2016年10月1日~11月30日、同協会のウェブサイトで実施した。質問項目に対して最大三つまで選択可として聞いた。回答総数は2899人。
初登場で2位の“歩きスマホ”だが、男女別でみると、男性が総合順位と同じく2位だったのに対して、女性は4位に。一方、「荷物の持ち方・置き方」では、女性が3位に対して男性は6位となり、迷惑と感じる行為によって男女差があるようだ。
また「座席の座り方」のうち最も迷惑に感じる行為を聞いたところ、「座席をつめて座らない(間を広く取る、荷物を置くなど)」が65.0%にのぼり1位に。「荷物の持ち方・置き方」でも、「背中や肩のリュックサック・ショルダーバッグ等」が62.2%だった。【江刺弘子】
駅と電車内の迷惑行為ランキング
1位 騒々しい会話・はしゃぎまわり等(33.8%)
2位 歩きながらの携帯電話・スマートフォンの操作(30.6%)
3位 座席の座り方(29.6%)
4位 乗降時のマナー(27.3%)
4位 荷物の持ち方・置き方(27.3%)
5位 ヘッドホンからの音もれ(22.6%)
6位 携帯電話・スマートフォンの着信音や通話(19.3%)
7位 車内での化粧(15.7%)
8位 ゴミ・空き缶等の放置(15.4%)
9位 酔っ払って乗車する(13.7%)
10位 喫煙(13.0%)