2017年2月に地球に最接近するとみられる天体の想像図=NASA提供・共同
米航空宇宙局(NASA)は29日、太陽の周りを回る彗星(すいせい)とみられる天体を新たに2個、広域赤外線探査衛星を使った観測で発見したと発表した。それぞれ2017年の1月と2月に地球に近づくが、衝突する危険性はないという。
一つは、1月中旬に太陽に最接近するとみられ、北半球の地上から双眼鏡で見える可能性もある。ただし天体が放出するちりが、観測できるほど十分に明るく輝くかどうか、現時点では不明。
もう一方の天体は、2月下旬に地球から5100万キロまでの距離に近づくが、ガスやちりを放出しておらず暗い。彗星ではなく小惑星の可能性もある。(共同)