「ポケモンGO(ゴー)」などの位置情報ゲームで遊ぶ人に「歩く距離が伸びた」など行動に変化が見られることがJTB総合研究所の調査で分かった。
調査は、首都圏、名古屋圏、大阪圏に住む18~69歳の男女1万人のうち、私用でスマートフォンを使い、過去1年以内に1回以上、国内旅行をしたことがある1030人を対象に9月、インターネットで実施した。
スマホを利用する人のうち、スマホゲームで遊んでいる人の割合は57.5%。年齢別では、18~29歳で80.1%。年齢が高くなると減少し、30代で67.5%、40代と50代は50%台だったが、60代でも33.5%と、3人に1人がゲームをしていた。
スマホゲームで遊んでいる人のうち、ポケモンGOや「コロプラ」などの位置情報ゲームで遊んでいる人は18・0%だった。
位置情報ゲームで遊んでいると回答した186人を対象に、以前と比べて変化した行動を複数回答で聞いたところ、「普段の通勤や通学経路からちょっと寄り道した」と回答した人が55.4%と最多。
「近所に散歩に出掛けるなど歩く距離が伸びた」が36.6%、「早朝や夜など今まで出掛けなかった時間に出掛けた」が12.9%など、日常生活でよく歩くようになる傾向が見られた。ただし「(宿泊して)わざわざ遠くまで出掛けた」と回答した人は0%だった。(共同)