中国 関心高まる日本映画を紹介する催し
k10010810231_201612170639_201612170640.mp4
中国ではことし、日本の映画が相次いで公開されて関心が高まっていて、さらに多くの作品を知ってもらおうと、日本の映画ばかり7本を紹介する催しが16日夜から上海で始まりました。
この催しは中国で映画祭などを手がける団体が企画し、ことし日本で公開された7本の映画を3日間、上海の中心部にある2つの劇場で紹介します。
16日夜は、人気漫画を原作に未来の警察を描いた「秘密 THE TOP SECRET」が上映されました。初回の1300枚のチケットは発売の翌日に売り切れるほどの人気で、作品を見た上海の会社員の女性は「とても深い意味を持つすばらしい映画だった。日本映画を楽しめるイベントがもっと増えてほしい」と話していました。
中国で外国映画を上映するには当局の許可が必要で、日本の作品は日中関係の悪化の影響を受けて去年までの3年間で2本しか一般公開されませんでしたが、ことしはアニメを中心に11本が公開され、関心が高まっています。
今回の催しを企画した団体の蔡剣平さんは、「多くの中国人が優秀な日本映画を見たいと思っている。今後、中国で日本の映画が上映される機会はさらに増えるのではないか」と話しています。
16日夜は、人気漫画を原作に未来の警察を描いた「秘密 THE TOP SECRET」が上映されました。初回の1300枚のチケットは発売の翌日に売り切れるほどの人気で、作品を見た上海の会社員の女性は「とても深い意味を持つすばらしい映画だった。日本映画を楽しめるイベントがもっと増えてほしい」と話していました。
中国で外国映画を上映するには当局の許可が必要で、日本の作品は日中関係の悪化の影響を受けて去年までの3年間で2本しか一般公開されませんでしたが、ことしはアニメを中心に11本が公開され、関心が高まっています。
今回の催しを企画した団体の蔡剣平さんは、「多くの中国人が優秀な日本映画を見たいと思っている。今後、中国で日本の映画が上映される機会はさらに増えるのではないか」と話しています。
中国での外国映画上映の現状
中国で外国映画を上映するには当局の許可が必要で、年間の上映本数にも制限があります。ことし一般公開された外国映画で最も多かったのはアメリカの作品で、次いで日本、イギリス、フランスの順となっています。中国当局が許可を出すにあたっては、暴力や性などの表現上の問題に加え、政治的な問題を考慮するとみられ、日本映画の一般公開は、日本政府が沖縄県の尖閣諸島を国有化した翌年の2013年とおととしはなく、去年もわずか2本でした。韓国映画は去年まで毎年、複数の作品が公開されていましたが、ことしは1本もなく、韓国メディアなどはアメリカの最新の迎撃ミサイルシステム「THAAD」の韓国への配備を巡って中韓関係が冷え込んだことが関係しているのではないかと伝えています。
中国の映画関係者は「外国映画の許可にその国との政治関係がある程度影響することは多くの人が知っていて、韓国映画の上映は今は簡単ではない。日本映画はおととしまで難しかったが、今は問題ない。去年『ドラえもん』が成功し、今月公開が始まった『君の名は。』も大ヒットしていることから、多くの関係者が積極的になっていて、来年以降も公開が相次ぐのではないか」と話しています。
中国の映画関係者は「外国映画の許可にその国との政治関係がある程度影響することは多くの人が知っていて、韓国映画の上映は今は簡単ではない。日本映画はおととしまで難しかったが、今は問題ない。去年『ドラえもん』が成功し、今月公開が始まった『君の名は。』も大ヒットしていることから、多くの関係者が積極的になっていて、来年以降も公開が相次ぐのではないか」と話しています。