年内の引退を表明した、ベビースターラーメンのマスコットキャラクター「ベイちゃん」(左)と「ビーちゃん」の兄妹=おやつカンパニー提供
おやつカンパニー(津市)は13日、主力商品「ベビースターラーメン」のマスコットキャラクター「ベイちゃん」と「ビーちゃん」が年内で引退すると発表した。引退の理由や後継キャラクターの有無については明らかにしておらず、年内に改めて発表するという。ベビースターラーメンの製造販売は続ける。
1959年発売のベビースターラーメン(当時の商品名は「ベビーラーメン」)は、オレンジ色のパッケージに名前のない女の子のキャラクターが描かれていたが、88年にパッケージを白色に刷新。男の子のキャラクター「ベイちゃん」と女の子の「ビーちゃん」はこれに合わせて登場し、約30年にわたって親しまれてきた。
同社によると、2人は東京都在住の10歳と8歳の兄妹で、父は作家、母はデザイナーという設定。これまでにご当地商品などを合わせ約4000の商品に描かれてきた。文字が読めない子供にも分かりやすいよう、国内外の味に合わせたさまざまなコスチュームでパッケージに登場。「たなバターポテト味」などでは宇宙服を着て地球外にも“進出”した。
2人は同社ホームページで「僕たちも、新しい時代にバトンタッチしていくことに決めました。あっという間の約30年。ベビースターのことを僕たちはこれからも応援しています」とあいさつしている。【増田博樹/デジタル報道センター】