関東・甲信越の温泉に行くとき、移動に時間をかけたくない場合は、東北新幹線、上越新幹線、北陸新幹線を上手く利用したりもします。
新幹線は高い、と思っていましたが、上手く利用すれば安く乗れます。こんな感じで。
- 会員サービス(JR東日本なら「えきねっと」)に入り、そこから「トクだ値」のきっぷを予約する。各駅停車の新幹線、短距離の新幹線は割引率が高い。
- おサイフケータイ「モバイルSuica」で特急券を買う。
- 東海道新幹線のこだま号なら、旅行会社(JR東海ツアーズ)で「ぷらっとこだまエコノミープラン」を予約する。
今回取り上げる、上越新幹線「たにがわ号」は、安く乗れて、空いています。
たにがわ号の概要
上越新幹線「たにがわ号」は、東京駅と越後湯沢駅を結ぶ新幹線です(高崎止まりの列車もあります)。基本的には各駅停車で、東京を出ると、上野、大宮、熊谷、本庄早稲田、高崎、上毛高原と止まっていきます。上毛高原を通過する列車もあるのでご注意。。
2階建てのたにがわ号は「Maxたにがわ号」といいます。最近、Maxが減ってきており、将来的にはなくなるかも知れません。2階建てでも狭さは感じないのと、2階建ての1階は空いているので個人的にはいいのですが。
なんて書いていたら、2015年に、たにがわ号の本数が削減されてしまいました。土日でも、1両に数えるほどしか乗っていなかった時もあったので、仕方がないのでしょうけど。
Maxたにがわ号は8両編成ですが、たまに16両編成だったり、新潟に行く「Maxとき」とくっついていたりして、なかなかバラエティに富んでいます(鉄ちゃん的に?)。
車内販売はないことが多いです。2階建ての場合は、階段があるのでワゴンが使えず、車内販売があっても商品のラインナップは少しさびしい。以前は売店があって、そこまで買いに行けたのですが、今は売店営業はしていないようです。
たにがわ号の良いところ
というところかと思うのですが、もう少し突っ込んで、安く乗る術を書いてみます。たまにはこういう、お役立ち情報も載せないといけません。
JR東日本には、新幹線に安く乗れる指定席プラン「トクだ値」というものがあります。
「えきねっと」の会員登録が必要です。「トクだ値」よりも割引率の高い「お先にトクだ値」というものがあり、いわゆる飛行機の早割的なもので、2週間前までに予約すると割引率が35%とかになって、安いのです。
おサイフケータイを使っているなら「モバイルSuica特急券」もお得です。こちらはトクだ値よりは割引率は大人しいのですが、それでも指定席料金で自由席より安く乗れますし、携帯から変更が簡単にできます。
あとは「スーパーモバトク」という、さらに安いプランがあります。たにがわ号で高崎まで行く場合に選べます。
「スーパーモバトク」は、冬限定でガーラ湯沢までの設定があります。
たにがわ号は、冬は越後湯沢から1つ先のガーラ湯沢まで行くのですが、ガーラ湯沢まで「スーパーモバトク」を買い、越後湯沢で降りてしまう、というのが、実はかなり安く、冬の越後湯沢に行ける方法です。
たにがわ号に乗ってみた
以前は昼間も走っていたのですが、最近は朝と夕方のみになってしまった、たにがわ号。
東京駅で駅弁を買って、空いている1階の指定席に乗り込みます。
駅弁を食べていると上野に着いて、食べ終わったころに埼京線と並んで走り、大宮へ。
ここからどどっと人が乗ってくることも多いのですが、たにがわ号はさほど乗ってこないです。
1階なので車窓はいまいちですが、まあ早いのでのんびり乗って行きましょう。熊谷駅も本庄早稲田駅も、ホームの人気はまばらです。
高崎駅に着くと、急に都会に来たような感じがします。ここからトンネルが増えて、ゴーッと音が大きくなり、トンネルの間にある上毛高原駅へ。ここでバスに乗り換えると、あちこちの温泉に行けます。
上毛高原から先はトンネルだらけで、真っ暗闇を抜けると、あっけなく終点の越後湯沢です。
冬だと、ここで雪景色に変わることも多く「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」を実感することができます。
越後湯沢は、食べ物もお酒も美味しく、なかなかに幸せな場所です。
特急列車の記事を何回か書いてきましたが、今気づきました。
「かわ」「がわ」ばっかりです。きぬがわ、ふじかわ、たにがわ。偶然でしょうか。