カイロ 教会の近くで爆発 25人死亡49人けが

カイロ 教会の近くで爆発 25人死亡49人けが
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日本時間の11日夕方にエジプトの首都、カイロの中心部にあるキリスト教の教会で爆発があり、少なくとも25人が死亡、49人がけがをしました。地元の警察は、爆弾テロ事件とみて詳しい状況を調べています。
日本時間の11日午後5時ごろ、現地時間の午前10時ごろ、エジプトの首都カイロにあるキリスト教の一派、コプト教の教会で、礼拝中に爆発がありました。

エジプト保健省によりますと、この爆発で、礼拝に訪れていた市民など、少なくとも25人が死亡し、49人がけがをしたということです。国営通信は、地元の警察の情報として、何者かが爆発物を持ち込んだとみられると伝えています。

爆発が起きた教会の内部を撮影した映像では、教会のいすが吹き飛んで壊れ、木材の破片などが床に散乱しているほか、柱に無数の傷がついたような痕が映し出され、爆発の衝撃の大きさがうかがえます。爆発が起きた現場は、カイロ中心部の歴史的な建築物が立ち並ぶ観光客にも人気の地区ですが、カイロの日本大使館によりますと、これまでのところ、日本人が爆発に巻き込まれたという情報は入っていないということです。

今のところ、犯行声明などは出されていませんが、警察は、爆弾テロ事件とみて、付近で厳重な警戒態勢を敷くとともに、爆発の詳しい状況を調べています。