皆さん一日にどれくらいムカつく人に出会ってますか?
職場、学校、駅やお店など人と出会う数が多ければ多いほど、相対的に嫌な人に出会ってしまう可能性も高くなります。それはどうしようもないことなんですけど、それでもそういった人を見たり、あるいは関わったりすることで、ちょっとした「ムカッ」を自分が感じてしまうのが嫌で嫌で。
ムカついてしまうのは仕方ないけど、いつまでもその嫌な気持ちを引きずりたくないですよね。
そんな時私は、
「あの人は前世は虫だからしょうがないわー」
と自分の中で納得して心を楽にしています。
輪廻転生を元に考えるなら、別に全くおかしな話ではないのですよ。
まずこのグラフを見てください。
世界人口の推移です。
20世紀(1901年~)頃から爆発的に人口が増えてますよね。
一方、死んだ魂がこの世に生まれ変わって新しい生命の魂になる、という輪廻転生を信じるなら、ひとつ疑問がわいてきますよね。
この爆発的に増えている人間の魂はどこから生まれ変わってきているの?
お釈迦様によると動物や虫が人間へ転生するのはありえるけど、ほぼ不可能な確率らしいです。動物は善行できないから、とかいろいろ理由はあるみたいです。なのに、人間の魂の数が増えている。
どういうこと?
一方で、WHOによると、毎年1,000種から1万種の生物がこの地球上から姿を消していて、20世紀以降の100年間でその危機は加速しているそうです。
引用元(こちらでは年5万種が絶滅としている):環境問題を知ろう|NPO法人ネットワーク『地球村』
この二つのグラフ、なんか似てません??
そうなのです!
絶滅した動物たちが人間に転生している!
お釈迦様は「動物が人間に転生するなんてほぼムリ」なんて言っておきながら、人間があまりにも増えるものだから、きっと人間へ転生できる条件を一時的に緩和しているのでしょう。
そう、
世はまさに人間転生フィーバー時代!!!
ほらほら、見えてきますよね、
「人間転生フィーバー中!!」って電飾のついた看板を持った案内係が、たくさんの動物や虫たちの魂を導いている姿が……(笑)
別に本当に輪廻転生を信じてなくてもいいんですよ。私も大して信じてないです。
でももしムカつく人に出会ったとして、
「いやー、あんた人間のフリしてるけどさ、前世はミノムシで善行なんて全然してないんだから、本来は人間になんて絶対生まれ変われなかったんだからね。しょうがない、前世人間の私が寛大な気持ちで見逃してあげよう」
って思えばちょっと心がすっきりしません?
街中でツバ吐いてるおじさん見かけても、
「あれはラクダの生まれ変わりだからしょうがない」
って諦められる。
世の中、おかしな人が増えてても、それは今、人類の過半数が人間以外の生命の生まれ変わりで構成されているからなんです。相手に「徳」を期待しても仕方がない。逆に素晴らしい人に出会った時は、「この人は紛れもなく人間の生まれ変わりだ!」って、希少種を発見したような気持ちでその人を讃えてあげてください。
何度も言いますが、輪廻転生を信じてなくてもいいです。あくまでもそう考えたらムカムカ、イライラがすんなり収まるよ、というお話です。少なくとも私はそれでイヤなこともすぐ忘れられます。
だからあなたもムカつく人に出会った時は、頭の中で、
「世はまさに人間転生フィーバー時代!」
ってナレーション流して、自分が人間の王になった気持ちで人間1年目の人たちを寛容な気持ちで見守ってあげてください。