北海道 吹雪による交通影響や雪崩に注意

北海道 吹雪による交通影響や雪崩に注意
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10日に大雪となった北海道は、11日も日本海側を中心に雪が降りやすい状態が続いていて、気象台は、吹雪による交通への影響や雪崩などに引き続き注意を呼びかけています。
10日に大雪となった北海道は、11日も冬型の気圧配置になり、日本海側を中心に雪が降っているところがあります。
午前11時現在の積雪は、幌加内町朱鞠内で95センチ、札幌市で59センチ、新千歳空港で30センチなどとなっています。
札幌市では、10日に終日運転を見合わせた路面電車の除雪が終わり、午前10時半から全区間で運転を再開しました。
気象台によりますと、日本海側やオホーツク海側を中心に11日も雪が降りやすい状態が続き、午後6時までの12時間に降る雪の量は、いずれも多いところで、日本海側で30センチ、オホーツク海側で20センチと予想されています。
気象台は、吹雪による交通への影響や雪崩などに注意を呼びかけています。

道内の交通機関 欠航や運休

この雪のため、北海道内の交通機関で影響が続いています。
新千歳空港では、午前11時現在、滑走路の除雪が間に合わなかったり、機材繰りがつかなかったりして、53便が欠航、または欠航が決まっています。
このほか、丘珠空港と中標津空港、函館空港、稚内空港でも、6便が欠航、または欠航が決まっています。
一方、JRは、午前11時までに、新千歳空港と札幌などを結ぶ快速エアポート2本や、稚内や網走から札幌へ向かう特急2本など、合わせて18本の列車が運休、または運休が決まっています。
航空各社やJRは、利用者に最新の情報を確認するよう呼びかけています。
新千歳空港は11日も朝から欠航が相次ぎ、出発カウンター前では、大勢の人たちが、搭乗する便の振り替えなどのために長い列を作りました。
静岡市に帰る予定だった32歳の女性は「きのうの雪では、来るはずだった本州の友達が来られず、きょうは私が帰れなくなりました。あすは仕事があるので心配ですが、いったん札幌に戻ります」と話していました。

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