ここから本文です

TPPを承認=発効は絶望的―安倍首相、米へ働き掛け継続

時事通信 12/9(金) 14:23配信

 環太平洋連携協定(TPP)と関連法が9日の参院本会議で、与党と日本維新の会などの賛成多数で可決され、承認、成立した。

 トランプ次期米大統領が協定の枠組みからの離脱を表明、発効は絶望視されているが、安倍晋三首相はTPP実現に向け、米側への働き掛けを継続する意向だ。

 TPPは、日米やニュージーランドなど太平洋を囲む12カ国が参加する広域の自由貿易協定(FTA)。首相はTPPを成長戦略の柱に位置付けている。

 発効は域内の国内総生産(GDP)合計額の85%以上を占める6カ国以上の承認が条件。ただ、12カ国全体のGDPの約60%を占める米国の承認が不可欠となっている。

 これに対しTPP離脱を表明したトランプ氏は、多国間貿易協定に代わり、2国間協定に軸足を移す意向。相手国に個別に厳しい要求を迫る可能性もある。 

最終更新:12/9(金) 15:19

時事通信

本文はここまでです このページの先頭へ

お得情報

その他のキャンペーン