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たにまのひめゆり

知をもって愛に生きる

【里芋】金沢の郷土料理である治部煮と衣かつぎの作り方(レシピ)

料理 料理-レシピ
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郷土料理や伝統料理は魅力的!

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金沢の郷土料理の「治部煮」というものです。夏に加賀屋さんにお邪魔させていただいたときに、とてもおいしかったのでつくってみようと思いました。ちょうど「いしり」も買いましたし、里芋がたくさん手に入ったので!

「石狩鍋」と同じく、なんちゃって料理になっているかもしれませんので、地元の方がいらっしゃたら、アドバイスをよろしくお願いいたします。

具材は好みのものをつかいましたが、おいしかったです。里芋が大好きなので、たまりません!「衣かづき」というのも作ってみました。

ぜひ皆さんも、作ってみてくださいね。郷土料理や伝統料理はやっぱりよいです!

材料

治部煮

  • 里芋 4~5個
  • 鶏肉 100g
  • なめこ 1山
  • きくな(春菊)1/4束
  • おふ 6~7枚
  • 醤油 大さじ1
  • いしり 大さじ1
  • みりん 大さじ1
  • 砂糖 大さじ1/2
  • 酒 大さじ1
  • だし 300cc
  • わさび

衣かつぎ

  • 里芋 2個

治部煮のレシピ

下ごしらえ

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鶏肉は削ぎ切りにします。

きのこはシイタケやマイタケなどお好きなものを。わたしはなめこにしました(笑)冷凍庫にきのこがたくさんあるので、選び放題です(笑)

お麩は金沢の「すだれ麩」が手に入らなかったので、「車麩」にしました。水につけてもどします。やわらかくなったら、水気をしぼります。

青物もきくなでなくてもよいと思います。下ゆでします。わたしは下ゆでを済ませて冷凍していたものをつかいました。

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里芋をてきとうな大きさに切ります。下ゆでします。水からゆでて、強火にして灰汁が出てきたら取りのぞいて、弱火で5分茹でます。

治部煮を作りましょう

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削ぎ切りした鶏肉に小麦粉をまぶします。

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調味料を入れて、火にかけます。

  • だし 300cc
  • 醤油 大さじ1
  • いしり 大さじ1(ない場合は醤油を大さじ2にします)
  • みりん 大さじ1
  • 砂糖 大さじ1/2
  • 酒 大さじ1

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まず、さいしょに鶏肉を入れます。火が通ったころに、他のものを加えます。

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里芋とお麩、きのこを加えて、落としぶたをして、20分ほど弱火にして煮込みます。煮汁が半分以下になるまで煮ますが、たびたび確認してください。

出来あがったら、いちど冷まします。そうすると味がしみておいしいです。

きくなを盛って、わさびをのせるとできあがりです。

衣かつぎのレシピ

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これ、かんたんでめちゃくちゃおいしいです。食べ過ぎ注意ですけどね。

蒸し器で、中火15分ほど蒸します。1/3のところに包丁で切れ込みをいれて、上の部分の皮をむきます。そしておいしい岩塩でいただきます。

煮物を作る時は、里芋の皮をしっかりと包丁でむいてしまうので、この緑いろの部分がいただけません。ここがおいしいんですよ。

里芋は、皮ごと、蒸したり、揚げたりするとおいしいですよ。おすすめです。

金沢の郷土料理である治部煮について

もともと治部というのは、鴨を使った鍋焼きのことでした。加賀藩の前田家につかえた料理人の備忘録に書いてあることから、江戸時代から続く伝統料理であるとわかります。

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これは加賀屋さんでいただいた治部煮です。たけのこみたいなのが、すだれ麩です。いろいろ具だくさんでした。とても素朴な温かいお料理だったのを覚えています。いしりという魚醤も、はじめてここでいただきました。

わさびを薬味としてつかうというところがおもしろいですよね。

平安時代からの伝統料理である衣かつぎについて

衣かつぎ(きぬかつぎ)は、里芋を皮のまま蒸していただくお料理です。

平安時代の女性の衣装である「かつぎ」に似ていることから、このような名前になったそうです。かつぎという衣装は、公家や武家の女性が、外出するときに頭の上にかぶっていた単(ひとえ)のことです。

塩でいただくので、里芋の本来の味が楽しめます。ほんとうにおいしいですよ。

さいごに

里芋と郷土・伝統料理つながりで、ご紹介させていただきました。昔から伝わるお料理というのは、西洋料理とくらべると、見た目の華やかさにかけるし、とても素朴です。しかし、わたしはこういうお料理が大好きです。

家庭料理というのも、郷土料理や伝統料理がベースになっていて、全国各地、特徴があることなど、知っていくと興味深いですよね。

里芋はピューラーでむくことができないので、包丁を使い始めは敬遠していた食材です(笑)おばあちゃんが里芋が好きで、きれいに包丁でむいている姿をみて関心したものでした。

りんもようやく、料理歴も長くなり、包丁にも手馴れてきましたが、まだまだです。これからも精進していきたいと思います。

さいごまで、ご覧いただきまして、ありがとうございました。

おまけ

治部煮にはやっぱり塗りの器でいただきたいと思いませんか?食洗機対応のものも出ていて驚きました。いろいろ進化していますよね。

治部煮だけでなく、炊き込みご飯にも使えてとても便利です。調味料を少し変えるだけで、いつもの料理にアクセントができたりして楽しいです。

おまけのおまけ:りんの独り言

まいにちバタバタとしています。家にいるだけなんですけどね。年末になるとどうもすることがたくさんあって。もともと体が強いほうではないので、風邪を引いてはぶり返しをくりかえす冬です。

寒くなったので、アレルギーのほうは落ち着きましたでしょうか。わたしはだいぶ落ち着いてきました。寒さは堪えますけどね。

甘酒を飲んで免疫力を高めて、元気に過ごしたいですね。

お子さまが体調を崩していらっしゃる方がたくさんいらっしゃいます。お子さまももちろん苦しくてたいへんでしょうが、お母さまが倒れると、一家が機能しなくなります。くれぐれも、お体を大切にお願いいたします。

では、また。

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