トンネル工事現場 作業員8人倒れ3人取り残される 山口

トンネル工事現場 作業員8人倒れ3人取り残される 山口
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16日正午すぎ、山口県下松市の工業用水のためのトンネルの工事現場で、作業員8人が体調不良を訴えて倒れたと通報がありました。このうち5人は病院に運ばれいずれも意識があるということですが、ほかの3人はトンネル内に取り残されているということで、警察と消防が救助活動にあたっています。
16日正午すぎ、山口県下松市の工業用水のためのトンネルの工事現場で、作業員8人が体調不良を訴えて倒れたと消防に通報がありました。

警察や消防が現場に駆けつけ、これまでに5人が救助されて病院に運ばれました。いずれも意識はあるということです。

残る3人は今もトンネル内に取り残されているということで、警察と消防が救助活動にあたっています。

工事を発注した山口県によりますと、現場では14日から工業用水を通すトンネルの補修が行われていて、倒れた8人は当時、トンネルの中で作業をしていたということです。

消防によりますと、トンネルの中を調べたところ一酸化炭素の濃度が高い状態だったということです。

警察と消防が当時の詳しい状況を調べています。

山口県発注のトンネル補修工事行われる

山口県によりますと事故が起きた現場では、山口県企業局周南工業用水道事務所が発注した工業用水用のトンネルの補修工事が行われていたということです。

工期はことし8月からですが、実際の工事は今月に入ってから始まっていました。

トンネルは底の幅が2メートル、高さが2.3メートルあり、16日は、8人の作業員がトンネルの底にたまった水を排水する作業を主に行っていたということです。

山口県には、16日正午すぎ、「トンネル内の作業員が昼になっても出てこないので、心配になって見に行ったら作業員が倒れていた」という連絡が入ったということで、詳しい容体はわからないということです。