マニラ=鈴木暁子
2016年11月11日16時27分
フィリピンのドゥテルテ大統領は11日の会見で、次期米大統領に決まったトランプ氏と自身の共通点について問われ、「私はこの惑星の小さな分子みたいなもの。相手は世界で最も強力な国の大統領だ」と述べ、「共通するものがあるとすれば、自らの務めに対する情熱だろう」と話した。
ドゥテルテ氏は今後の米比関係について、「米国とは同盟関係にあり、すべての協定や合意を尊重し続ける」と話した。
一方、かねて見直しに言及している米軍のフィリピン再駐留を認めた「新軍事協定(EDCA)」の今後については、「私の任期が終わるころには、米国のみならず、アフリカ、中国だろうとどの外国軍の存在もこの国にあってほしくない」と述べた。
過激な発言で「フィリピンのトランプ」と呼ばれることもあるドゥテルテ氏。9日の演説ではトランプ氏について「私たちは2人ともささいなことで悪口をいう。同じだよ」とジョークを飛ばしていた。(マニラ=鈴木暁子)
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朝日新聞国際報道部